[ニューヨーク 3日 ロイター] - 米国株式市場では、企業決算が消化されるなか株価はおおむね下落して終了した。

連邦準備理事会(FRB)はこの日までの2日間の日程で開いていた連邦公開市場委員会(FOMC)で政策据え置きを決定。ただFOMC声明で、第1・四半期の成長減速は一時的なものである公算が大きいとする一方、労働市場の力強さを強調、6月にも追加利上げを決定する可能性があることを示唆した。

これを受け、S&P総合500種は下げ幅を縮小した。

ムーディーズ・アナリティクスのシニアエコノミスト、ライアン・スウィート氏は、「FRBは利上げは緩やかなものになるとのマントラを繰り返している」とし、「次回の利上げは6月になる公算が大きい」と指摘。トムソン・ロイターのデータによると、市場ではFRBが6月に利上げを決定する確率は65%であることが織り込まれている。

金利上昇で恩恵を受ける金融株に買いが入り、S&P金融株指数は0.6%高で終了。ただ上昇は金融など一部のセクターにとどまり、S&Pの11部門のうち7部門が下落した。

アップルは0.3%安。前日の取引終了後に発表した第2・四半期(1-3月)決算で「iPhone(アイフォーン)」の販売が予想外に減少したことを受け朝方は大きく売られたが、その後下げ幅を縮小した。

ソフトバンク傘下の携帯電話大手スプリントは14.3%安で終了。第4・四半期(1─3月)決算は費用削減の取り組みや契約件数の伸びを追い風に赤字幅が縮小したが、M&A(合併・買収)に関して具体的な手がかりを示さなかったことが嫌気され、売りが出た。

一方、自動車部品メーカーのデルファイ・オートモーティブは10.9%高。自動運転システムや電気自動車の技術開発に注力するため、パワートレイン部門を分離・独立(スピンオフ)すると明らかにしたことが好感された。

新聞大手ニューヨーク・タイムズ(NYタイムズ)は12.6%上昇。第1・四半期は売上高の伸びが6年ぶりの大きさとなったことが買いを誘った。

フェイスブックが引け後に発表した第1・四半期決算(3月31日まで)はモバイル広告が好調で76.6%の増益となったものの、取引終了後の時間外取引では約1%安となっている。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では1.47対1で下落銘柄が上昇銘柄を上回った。ナスダックでは1.79対1で下落銘柄が上昇銘柄を上回った。

米取引所の合算出来高は約73億株で、直近20営業日の平均である66億株を上回った。

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