[4日 ロイター] - <為替> 仏大統領選はマクロン氏優勢との見方が広がり、欧州中央銀行(ECB)は緩和策の縮小に動く可能性が意識される中、ユーロは対ドルで一時、約半年ぶりの高値水準に。年内あと2回の米利上げ観測を追い風に、ドルは対円で底堅く推移。

外為市場:[USD/J]

<ロンドン株式市場> 小幅反発した。決算が好感された金融大手HSBC<HSBA.L>が値上がりしたが、鉱業株などが売られて全体としては欧州の他の市場ほどの勢いはなかった。

HSBCは2.9%高。第1・四半期の利益が市場予想を上回ったほか、資本基盤が改善した。普通株などで構成し、財務の健全性の基準となるTier1資本比率は14.22%と、前年同期の11.9%から上昇した。

鉱業株は振るわず、アントファガスタ<ANTO.L>とアングロ・アメリカン<AAL.L>、グレンコア<GLEN.L>は全て3%を超える値下がりとなった。在庫増加や需要に関する懸念から銅が5カ月ぶりの安値に落ち込んだことが響いた。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 上昇して取引を終えた。好調な決算や底堅い経済指標が、政治的要因と相まって相場を押し上げた。欧州企業の決算発表シーズンは中間点に差し掛かろうとしている。トムソンロイターの調査によると、今のところ80%以上の企業で収益は市場予想を上回っている。需要回復が売上高を押し上げている。

フランス大統領選挙の世論調査では、中道系独立候補のエマニュエル・マクロン前経済相が極右国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン氏に対して優位を保っている。こうしたことも買い安心感につながった。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> 仏独10年債利回り格差が半年ぶりの水準に縮小したほか、仏2年債利回りが急低下した。仏大統領選の決選投票を控えた候補者によるテレビ討論会を受けて、中道系独立候補のマクロン氏が極右政党・国民戦線(FN)のルペン氏を破るとの見方が強まった。

エラブが実施したテレビ討論会に関する世論調査によると、63%の人がマクロン氏の方が説得力があったと回答した。また6月の議会選に関する初の世論調査では、マクロン氏が設立した政治運動「前進」が第一党に躍り出る見通しであることが分かった。

これにより買い安心感が広がり、仏2年債<FR2YT=TWEB>利回りは2カ月ぶりの水準となるマイナス0.549%に急低下した。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]