[オマハ(米ネブラスカ州) 6日 ロイター] - 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏(86)は自ら率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ<BRKa.N>の株主総会で、売却を明らかにしたIBM<IBM.N>について、6年前に投資を始めた際は「うまくいく」と考えていたが、これは誤りだったと認めた。

バークシャーは保有するIBM株を3分の1程度売却したことを明らかにしていた。一方で大きく投資しているアップル<AAPL.O>は、ハイテク企業といっよりも「消費関連」企業だと評価した。

アメリカン航空グループ<AAL.O>、デルタ航空<DAL.N>、サウスウエスト航空<LUV.N>、ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス<UAL.N>などの主要株主になっているが、バフェット氏は航空株への投資を擁護。経営破綻が続いた航空業界を長年にわたり蔑視してきたが、現在では経営悪化につながる価格競争に陥ることはないと考えていると指摘した。

同じく総会に臨んだチャーリー・マンガー副会長(93)も、「何十年にもわたりずさんな経営が続いた後に経営が改善した鉄道業界を思い起こしてほしい」と述べた。バークシャーは2010年に鉄道のBNSFを買収した。

バフェット氏は、昨年321億ドルで買収した航空機部品メーカー、プレシジョン・キャストパーツをはじめ、事業内容の開示をあまりしないことへの批判に対しては、「重要性が低いことが数多くある」と述べた。

バフェット氏はまた、不正営業問題で揺れたウェルズ・ファーゴ<WFC.N>を批判した。

バークシャーが10%を保有し最大株主であるウェルズ・ファーゴは、販売目標を達成に向け「クロスセリング」を行うなど、行員に裁量を与え過ぎていたとバフェット氏は指摘。引責辞任したスタンプ最高経営責任者(CEO)は報告を受けた後の対応が遅れたとして批判した。

バークシャーはウェルズの現経営陣や取締役会は支持、これにより先月、取締役会は再任された。

チャーリー・マンガー副会長(93)とともに総会に臨んだバフェット氏は株主、記者、アナリストからの質問に答えた。

36万7000人を雇用するバークシャーの分権的体制で同様の問題は起こらないかとの質問に対しては、疑いのある行為があればこれを知らせるホットラインを設けていると述べた。このホットラインには年間4000件の提起があるという。