住宅ローン借り換え比較ランキング[2017年]
2017年11月8日公開(2017年11月14日更新)
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ザイ・オンライン編集部

【2017年11月最新版】
住宅ローン金利動向を、借り換えのプロが解説!
17銀行の金利を比較して、お得なローンを探そう!

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住宅ローン新規借入「実質金利」借り換えランキングはこちら!
住宅ローン新規借入「実質金利」ランキング(変動金利)はこちら
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2017年11月の住宅ローンの金利は、10年以上の固定金利で金利を上げる銀行・金融機関が続出しました。歴史的な低金利状態に変化の兆しがあるのでしょうか。借り換えを中心に、主要17銀行・金融機関の動きを見ていきましょう。(住宅ローンアドバイザー 淡河範明)

 金融市場についてみると、2017年10月の債券市場は、衆議院選挙を巡っての政局の先行き不透明感とその結果を受け、金利が小さく上下しました。衆院選は自民党の圧勝で、これまでの金融緩和策が維持されるとの見方が広まり、底堅い展開となりました。

 このような動きを受けて、先行きへの懸念材料が減ったと判断したのか、多くの金融機関で金利を上げる動きとなり、金利を下げた金融機関はほとんどありませんでした。

 以下は、金利が低い主要銀行の金利推移です。

■主要銀行の住宅ローン金利推移 (借り換え)
赤字は2016年7月以降における最低金利。変動金利は住信SBIネット銀行「通期引き下げプラン」、5年固定はイオン銀行「住宅ローン金利プラン(定率型)」、10年固定はりそな銀行「WEB申込限定・当初型」、35年固定はみずほ銀行「長期固定プラン・ネット」
年月 変動金利 5年固定 10年固定 35年固定
2016年7月 0.497% 0.800% 0.400% 1.350%
8月 0.497% 0.800% 0.350% 1.290%
9月 0.497% 0.800% 0.450% 1.350%
10月 0.497% 0.800% 0.450% 1.070%
11月 0.497% 0.800% 0.450% 1.020%
12月 0.497% 0.800% 0.550% 1.110%
2017年1月 0.447% 0.850% 0.500% 1.150%
2月 0.447% 0.850% 0.500% 1.150%
3月 0.447% 0.800% 0.550% 1.110%
4月 0.447% 0.800% 0.550% 1.200%
5月 0.447% 0.800% 0.600% 1.130%
6月 0.444% 0.800% 0.650% 1.150%
7月 0.444% 0.800% 0.650% 1.180%
8月 0.444% 0.800% 0.700% 1.200%
9月 0.444% 0.800% 0.650% 1.190%
10月 0.447% 0.800% 0.650% 1.155%
2017年11月 0.447% 0.800% 0.650% 1.195%

 過去1年間の金利動向を見ると、変動金利、5年固定金利は今なお、過去最低の水準を保っています。10年固定金利、35年固定金利については、昨年夏から秋の水準には及ばないものの、やはり過去最低水準に近い低金利となっています。

 では、金利タイプ(変動金利、10年固定、35年固定)別に、諸費用などを加味した「実質金利」ベースで、本当に割安な住宅ローンの顔ぶれを見ていきましょう。

【各金利ランキングははこちら】 (クリックで該当する情報へ移動します)
>>「変動金利」住宅ローン金利比較ランキング【2017年11月最新版】
>>「10年固定」住宅ローン金利比較ランキング【2017年11月最新版】
>>「35年固定」住宅ローン金利比較ランキング【2017年11月最新版】

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「変動金利」は住信SBIが1位で変わらず
金利を上げた楽天銀行を抜いて、りそな銀行が3位

 「変動金利」は、ほとんどの金融機関が金利を変更していません。調査対象の15社中1社が金利を上げ、金利を下げた金融機関はありませんでした。

【2017年11月最新版】競争が激しく、過去最低水準の低金利!
◆「変動金利」住宅ローン金利ランキング (借り換え)
※借入金額2500万円、借り入れ期間30年(詳細な条件は表組の下に記載)
順位 銀行名 <商品名>
実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 ◆住信SBIネット銀行 <通期引下げプラン 変動金利>
0.596%
全疾病保障付き
0.447% 0円 借入額×2.16%
【住信SBIネット銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
三井住友信託銀行とSBIホールディングスが設立したネット銀行で、表面金利の低さではトップクラス。借り換えを重視しており、変動金利(通気引き下げプラン)は、新規借入よりも金利を低く設定している。また、通常の団信に加えて、全疾病保障(8疾病+病気・ケガ)を無料で付帯しているので、魅力的だ。女性には、がんと診断されると30万円が支給される保障も無料で付けている。
【関連記事】[住信SBIネット銀行の住宅ローンの金利・手数料は?] 変動金利・固定金利ともに低い金利水準!保証料や繰上返済だけでなく、全疾病保障も無料
住信SBIネット銀行の住宅ローンの公式サイトはこちら
1位 ◆SBIマネープラザ <店舗相談 MR.住宅ローンREAL 変動金利 頭金20%以上>
0.596%
全疾病保障付き
0.447% 0円 借入額×2.16%
【SBIマネープラザの住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
SBIマネープラザは、証券、保険、住宅ローンなどを取り扱う、SBIグループのマネー相談プラザ。「MR.住宅ローンREAL」は住信SBIネット銀行の商品で、銀行代理店業者として販売する。ネットでは販売せず、SBIマネープラザの支店で相談して販売する、対面専用の商品だ。変動金利は低金利で競争力があり、全疾病保障(8疾病+病気・ケガ)を無料で付帯する。
【関連記事】[SBIマネープラザの住宅ローンの金利・手数料は?]窓口相談でも、ネット銀行並みの低金利を実現!さらに全疾病保障が無料という充実の保障体制
SBIマネープラザの住宅ローンの公式サイトはこちら
3位 ◆りそな銀行 <WEB限定借換ローン(全期間型) 変動金利>
0.598% 0.440% 0円 借入額×2.16%+3.24万円
【りそな銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
大手銀行の一角で住宅ローンの獲得に積極的。特に借り換えに力を入れており、変動金利でも新規借入より金利を低く設定している。WEB限定商品は、他の商品と違って諸経費が割高だが、それでも競争力がある。オプションとして、16の特定状態・所定の要介護状態を保障する新しいタイプの団体信用生命保険を提供している。
【関連記事】[りそな銀行の住宅ローンの金利・手数料は?]変動・10年固定のWEB限定商品は低金利!団信はオプションで病気・けがの7大リスクに対応
りそな銀行住宅ローンの公式サイトはこちら
4位 ◆楽天銀行 <変動金利(固定特約付き) 変動金利>
0.606% 0.517% 0円 32.4万円
【楽天銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
事務手数料は一律32万4000円で、他のネット銀行の多くが採用する借入額×2.16%に比べると、借入金額が多いほど割安になる。また、諸費用の一部を借入金額に含めることもできる。事前審査の結果は最短で翌日、本審査は3~4日で回答する。店舗に行かず契約が可能。インターネットでの申込みで、通常の死亡・高度障害保障に加え、「長期8疾病就業不能保障」付きの団信保険料が無料で付けられる。
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 今月は、楽天銀行のみ表面金利を上げました。わずか0.1%の金利上昇ですが、順位を一つ落としました。

 その他は、全く変わっておらず、なかなか金利を動かしがたい状況なのでしょう。先月は最も低い表面金利の住信SBIネット銀行、SBIマネープラザが金利を上げました。今後は各社ともに、様子をみながら水準を切り上げていく可能性があるので、注意が必要です。

【関連記事はこちら!】
住宅ローン借り換えは、9月、10月がチャンス? 北朝鮮弾道ミサイル発射で長期金利が下落!

 ■住信SBIネット銀行の住宅ローンの概要
 金利 ⇒「住信SBIネット銀行」詳細ページを見る
 無料団信の保障範囲  死亡・高度障害+全疾病+ガン診断給付金特約(女性限定)
 オプション保険(保険料)  なし
 事務手数料(税込)  借入額×2.16%
 保証料(税込)  0円
【ポイント】
住信SBIネット銀行は三井住友信託銀行の銀行代理業者として「ネット専用住宅ローン」の契約締結を行っている。ネット銀行の強みを生かし、変動金利や35年固定金利は業界トップクラスの低金利を実現している。加えて、全疾病保障を無料で付帯しているのも魅力的だ。
住信SBIネット銀行の公式サイトはこちら

【関連記事はこちら!】
[住信SBIネット銀行の住宅ローンの金利・手数料は?]
変動金利・固定金利ともに低い金利水準!保証料や繰上返済だけでなく、全疾病保障も無料

「10年固定」はりそな銀行が1位をキープ
上位陣の顔ぶれはかわらず

 「10年固定金利」は、今月はあまり動きがありませんでした。14社中、金利を上げた金融機関は4社、金利を下げた金融機関はありませんでした。

【2017年11月最新版】競争激化で5年固定より金利が低い商品も!
◆「10年固定」住宅ローン金利ランキング (借り換え)
※借入金額2500万円、借り入れ期間30年(詳細な条件は表組の下に記載)
順位 銀行名 <商品名>
実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 ◆りそな銀行 <WEB限定借換ローン(当初型) 10年固定>
0.718% 0.650% 0円 借入額×2.16%+3.24万円
【りそな銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
大手銀行の一角で住宅ローンの獲得に積極的な姿勢を見せる。10年固定金利は諸費用を含めた実質金利でも非常に金利が低い金利0.3%を上乗せで、16の特定状態・所定の要介護状態を保障する、他行には見られない新しいタイプの団体信用生命保険・「団信革命」を提供。特に借り換えに力を入れており、新規借入より金利・諸費用が安くお得だ。
りそな銀行の住宅ローンの詳細記事はこちら!
りそな銀行の住宅ローンの公式サイトはこちら!
2位 ◆みずほ銀行 <最後まで変わらずおトク!(ネット) 10年固定>
0.842% 0.775% 借入額×1.91% 3.24万円
【みずほ銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
3大メガバンクの一つで、10年固定金利は業界最低水準。通常の団体信用生命保険は無料。上乗せで、途中解約可能で保険料が安い「8大疾病補償プラス」もおすすめ。返済期間は変えずに、一定期間返済額を増減額したり、借入期間を延長したりできる「ライフステージ応援プラン」も用意する。一部借り換え商品は、新規借入より金利・諸費用が安くお得だ。
3位 ◆イオン銀行 <当初固定金利プラン(定率) 10年固定>
0.876% 0.690% 0円 借入額×2.16%
【イオン銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
イオングループでの買い物が5年間、5%オフになる特典がある。合計で最大22.5万円分という大きな恩恵が受けられるが、ランキングには加味していないので、詳しくはこちらの記事を参照してほしい。年0.1%の金利上乗せで「ガン保障特約」、年0.3%の金利上乗せで「8疾病保障」が付けられる。売買契約金額・工事請負契約金額の105%まで借りられるので、諸経費やリフォーム費用も住宅ローンと一緒に、低い金利で借りられる。
【関連記事】イオン銀行の「買い物5%オフ」特典が本当にお得か検証してみたら、10年固定金利なら総支払額がもっとも安かった!
イオン銀行の住宅ローンの詳細記事はこちら!
イオン銀行の住宅ローンの公式サイトはこちら!
※表面金利が1位の住宅ローン(10年固定)
11位 ◆じぶん銀行 <当初期間引下げプラン 10年固定>
1.150%
がん50%保障付き
0.590% 0円 借入額×2.16%
【じぶん銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
三菱東京UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行。10年固定型は、当初の金利は安いが、固定期間終了後の金利は他の金融機関より高くなるため、早期返済を考えている人に適している。がんと診断されると住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信」が無料付帯。ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短即日回答、契約は最短10日とい短期間での契約が可能だ。
じぶん銀行の住宅ローンの詳細記事はこちら!
じぶん銀行の住宅ローンの公式サイトはこちら!
>>住宅ローン借り換え比較ランキングのトップページへ

 激戦区の10年固定で、金利を下げた金融機関はなく、金利を上げた金融機関は、ソニー銀行、三菱UFJ信託銀行、じぶん銀行、楽天銀行でした。ただ、引き上げ幅はわずかであったため、4位までの順位は変わらず。10月5位の楽天銀行が6位に落ちて、カブドットコム証券が5位に繰り上がりました。

 ■りそな銀行の住宅ローンの概要
 金利 ⇒「りそな銀行」詳細ページを見る
 無料団信の保障範囲 死亡・高度障害
 オプション保険(保険料) 「団体信用生命保険」+「3大疾病保障特約付」+「7大リスクに対応の団信革命」(金利+0.3%)
 事務手数料(税込) 借入額×2.16%+3.24万円
 保証料(税込) 0円
【ポイント】
大手銀行の一角で住宅ローンの獲得に積極的な姿勢を見せる。10年固定金利は諸費用を含めた実質金利でも非常に金利が低い。金利0.3%を上乗せで、16の特定状態・所定の要介護状態を保障する、他行には見られない新しいタイプの団体信用生命保険・「団信革命」を提供。特に借り換えに力を入れており、新規借入より金利・諸費用が安くお得だ。

【関連記事はこちら!】
[りそな銀行の住宅ローンの金利・手数料は?] 変動・10年固定のWEB限定商品は低金利!団信はオプションで病気・けがの7大リスクに対応

「35年固定」は金利を上げる銀行が続出
三井住友信託銀行がトップを死守

 「35年固定金利」は、金融機関10社中9社が金利を上げ、フラット35も金利を上げました。金利を下げた金融機関がありませんでした。

【2017年11月最新版】表面金利は1%程度と低く、お買い得感高まる!
◆「35年固定金利・長期固定金利」
住宅ローン金利ランキング (借り換え)
借入金額2500万円、借り入れ期間30年、35年固定・長期固定金利、団信ありで計算(詳細な条件は下記)
順位 銀行名 <商品名>
実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料 (税込) 事務手数料 (税込)
1位 ◆三井住友信託銀行 <当初期間金利引下げ 30年固定>
1.296% 1.150% 借入額×1.91% 3.24万円
【三井住友信託銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
大手信託銀行で、自社の住宅ローンで長期固定ローンも取り扱っている。30年固定金利については、団体信用生命保険料込でありながら、非常に低い金利を提示しており、競争力がある。35年固定金利に注目が集まりやすいが、固定期間が5年短くても良ければ、この30年固定金利は魅力が高い。
2位 ◆みずほ銀行 <長期固定プラン ネット 30年固定>
1.342% 1.195% 借入額×1.91% 3.24万円
【みずほ銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
3大メガバンクの一つで、住宅金融支援機構の住宅ローン「フラット35」も取り扱うが、自社商品の方が実質金利が高かった。金利は業界最低水準だが、事務手数料はやや高め(手数料定率型)。団信の加入は任意。みずほマイレージクラブ会員になることができ、コンビニATMご利用手数料・時間外手数料が月4回まで無料、といった特典が付く
3位 ◆住信SBIネット銀行 <当初引下げプラン 30年固定>
1.395%
全疾病保障付き
1.240% 0円 借入額×2.16%
【住信SBIネット銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
三井住友信託銀行とSBIホールディングスが設立したネット銀行で、表面金利の低さではトップクラス。通常の団信に加えて、全疾病保障(8疾病+ケガ・病気)を無料で付帯しているので、魅力的だ。女性には、がんと診断されると30万円が35支給される保障も無料で付けている。
住信SBI銀行の詳細記事はこちら
住信SBI銀行の住宅ローンの公式サイトはこちら!
※実質金利は、借入金額2500万円、借り入れ期間30年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。固定期間終了後は変動金利を選択(現在の水準が継続と仮定)。実質金利の計算法はこちら諸費用は、事務手数料等、保証料、団体信用生命保険料(フラット35のみ対象。融資残高×0.358%を毎年支払う)とする。主要17銀行の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の協力で作成。※1 返済期間30年の場合
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 2017年10月、10年国債の金利はわずかに上昇しましたが、30年超の国債はわずかに金利を下げました。このような動きではありましたが、30年固定は、ほぼすべての銀行が金利を上げる事態になりました。

 金利を上げたのは、ソニー銀行、三菱UFJ信託銀行、三井住友信託銀行、住信SBIネット銀行、じぶん銀行、りそな銀行、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、フラット35で、金利を上げなかったのは新生銀行のみでした。

 フラット35よりも実質金利を安く設定している金融機関は3社で先月と変わらず、フラット35の制度変更による「実質金利の低下」に合わせた動きはまだ見受けられません。

 唯一、金利を上げなかった新生銀行ですが、今月から長期固定金利に「ステップダウン型」を導入し、実質金利を引き下げました。10年経過後、一定期間を経るごとに表面金利が下がる住宅ローンです。ステップダウン型が一般的に売られるのは久しぶりで、注目したいのですが、実質金利は1.770%で12位。コスト面的にはあまり魅力がないと言わざるを得ません。

 長期金利は緩やかですが世界的に上昇しています。特に米国の金利が上昇すれば、日本の長期金利への影響は避けられません。この低金利状態はいつまで続くのか。それを見定めるには、米国の10年国債金利などを注意深く見ていく必要があります。

 また今月は、三菱UFJ信託銀行が2018年1月から住宅ローンの新規融資を停止すると表明し、業界に激震が走りました。三菱UFJ信託銀行は固定期間が短い金利をとても安く設定していましたが、お客様からは評価されていなかったようです。融資残高は三井住友信託銀行の8兆円強に対し1兆2千億円。同業のみずほ信託銀行が2010年10月に住宅ローンから撤退していたため、三菱UFJ信託銀行の撤退も予想されていなくはなかったのですが、ここまで時間がかかったのは、なぜだったのでしょうか。

 三菱UFJ信託銀行は従来、固定期間終了後の優遇についてHP上に表示せず、0.2%しか引き下げないという消極的なものでした。そこで数年前に優遇制度を大改訂して集客をする戦略に転換しました。優遇幅は1%以上引き下げるように変更したのですが、その優遇水準は三井住友信託銀行と大差がありませんでした。

 違いは、三菱UFJ信託銀行は特に2~5年固定を激安に設定し、三井住友信託銀行は10年超の固定金利を激安にしていることです。おそらく、5年以下の固定期間の金利が安くても集客には貢献しなかったばかりか、収益性でも大きく差がついてしまったことが、撤退につながったのでしょう。

【2017年の金利動向はこちら!】
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