[アメリア・アイランド(米フロリダ州) 8日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は8日、米経済が年初に軟調だったことで、連邦準備理事会(FRB)の追加利上げは鈍化する可能性があるとの見方を示した。

同総裁は「第1・四半期の国内総生産(GDP)伸び率は思わしくなく、米経済は幸先の悪いスタートを切った。消費の伸びが軟調だったことが原因で、それまで消費は堅調だったことを踏まえると、懸念要因となる」と述べた。

また「インフレ率も思わしくない」とし、「インフレ率は(FRBが目標とする)2%に向かっているとの見方を示してきたが、実際は逆の方向に動いている」と指摘。

そのうえで、こうした状況下でFRBが利上げを継続すれば、FRBは経済の実態よりも、市場で6月利上げの観測が高まっていることなど日程上の要因に基づき政策を決定しているとの懸念が出てくることになると述べた。

ブラード総裁は、現在のような低成長環境下では年内は多くてもあと1回の利上げで十分となるとの見方を示している。