[8日 ロイター] - <為替> フランス大統領選のマクロン氏勝利を受け、ユーロはアジア時間の取引で対ドルで半年ぶり、対円で1年ぶり高値を記録した。その後、利益確定の売りが出てユーロは値下がりした。

外為市場:[USD/J]

<ロンドン株式市場> 小幅続伸した。不動産株が買われたほか、エネルギー供給大手のセントリカ<CNA.L>が値上がりし相場を下支えした。

不動産関連株の堅調さはFT350種の不動産株指数<.FTUB8600>や不動産投資信託株指数<.FTNMX8350>を押し上げた。イントゥ・プロパティーズ<INTUP.L>やランド・セキュリティーズ<LAND.L>は2.2%と1.7%の値上がりだった。

セントリカは1.9%高だった。第1・四半期決算が期待外れな内容となったものの、通期の業績目標を達成できるとしたことが好感された。

鉱業株が部門別で最も振るわなかった。世界最大の金属消費国である中国の4月の貿易統計が、予想を超える輸入の鈍化を示したことで銅が値下がりした。グレンコア<GLEN.L>とアントファガスタ<ANTO.L>、アングロ・アメリカン<AAL.L>は1.6%から2.0%下落した。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。フランス大統領選で親欧州連合(EU)派のマクロン前経済相が勝利したことを好感して買われる場面もあったが、株価の勢いは次第に失われた。

フランスのCAC40指数<.FCHI>は0.91%低下した。JPモルガンのグローバル市場ストラテジスト、エマニュエル・コー氏は「選挙結果を織り込んで相場は既に大幅に上昇していた」と言う。「われわれは資本財と化学の部門でリスクテイクを少し減らした」と述べた。

2015年11月以来の高値圏にあったSTOXXユーロ圏銀行株指数<.SX7E>は0.84%の低下。銀行は他の部門に比べて政治的要因に左右されやすい。フランスの銀行BNPパリバ<BNPP.PA>とソシエテ・ジェネラル<SOGN.PA>は1.5%と2.5%それぞれ下落した。

フランスの中小型株指数<.CACMS>は0.20%の低下で、CAC指数ほどの値下がりにならなかった。SYZアセット・マネジメントのアナリストらは、国内企業がマクロン氏の政策の恩恵を受けると指摘した。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> 不安定な展開となる中、南欧債がアンダーパフォーム。7日のフランス大統領選で中道系独立候補のマクロン前経済相が勝利したことを受け、欧州中央銀行(ECB)の金融政策にどのような影響が及ぶかに投資家の関心はシフトした。

マクロン氏の勝利を受け、仏独10年債利回り<FR10YT=TWEB><DE10YT=TWEB>格差は一時33ベーシスポイント(bp)と、半年ぶりの水準に縮小した。

ただ、マクロン氏の勝利がECBの緩和的な政策スタンスにどのような意味を持つのか懸念が広がる中、一時上昇していた低格付け債は売られる展開となった。

ECBの国債買い入れの恩恵を受けているとされるイタリアの10年債利回り<IT10YT=TWEB>は最大7bp上昇し、2.25%となった。

スペイン10年債<ES10YT=TWEB>、ポルトガル10年債<PT10YT=TWEB>利回りはそれぞれ2-3bp上昇。

独連邦債などの高格付け債利回りはほぼ変わらずから低下した。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]