5月7日、39歳の若さで仏大統領選に当選したマクロン氏は、古くなった主流派をひっくり返すと同時に、経済や政治面におけるナショナリズムの波を抑えることに成功した。写真はパリで代表撮影(2017年 ロイター)

[7日 ロイター] - 無名の政府アドバイザーから、ナポレオン以降で最も若いフランスの元首に上り詰めるまでに、エマニュエル・マクロン氏が要したのは、わずか3年だった。

 39歳の若さで仏大統領選に7日当選したこの中道系候補は、古くなった主流派をひっくり返すと同時に、英国に「ブレグジット(欧州連合離脱)」を選択させ、米大統領にトランプ氏を当選させた経済や政治面におけるナショナリズムの波を抑えることに成功した。

 マクロン氏の当選により、長年同じ顔ぶれが支配してきたフランス政界の世代交代がようやく実現することになる。

 主要7ヵ国(G7)の中で最も若い指導者となるマクロン氏は、これまでカナダのトルドー首相や、ブレア元英首相、さらにケネディ元米大統領まで、過去や現在の様々な若き指導者と比較されてきた。

 マクロン氏の驚くべき躍進の理由について、フレッシュな指導者を切望する有権者に加え、自国の衰退にとらわれ続けてきたフランスにおいて珍しく楽観的なメッセージを打ち出したことを指摘する声は多い。