[9日 ロイター] - 米上院は9日、米食品医薬品局(FDA)長官に、医療政策の専門家でベンチャーキャピタリストのスコット・ゴットリーブ氏(44)を充てる人事を57対42で承認した。

ゴットリーブ氏はジョージ・W・ブッシュ政権下でFDA副長官を務めた。知識が豊富で有能な人物だとの評価がある一方、製薬業界との深い結び付きを批判する声もある。

同氏はヘルスケア分野の投資家で、コンサルタントも務めている。20以上のヘルスケア関連株を売却することに合意している。

患者支援団体「フレンズ・オブ・キャンサー・リサーチ」のプレジデント、ジェフ・アレン氏は、元がん患者、医師、元FDA副長官であるゴットリーブ氏は、FDAの患者への影響を理解できる人物として適任だと述べ、承認を歓迎した。

一方、民主党のジョー・マンチン上院議員は声明で、「FDA長官に製薬業界との資本上のつながりがこれほど深い人物を充てるのは不適切だ」と指摘した。

ゴットリーブ氏は、米議会で最近成立した新薬承認審査の迅速化などを盛り込んだ「21世紀の治療法」の施行を早急に進めるとみられる。