自社メディア+ソーシャルメディア

 ハブスポットでは、「自社メディア(公式サイトとブログ)」にコンテンツを置き、「ソーシャルメディア(FacebookとTwitter)」から自社メディアにアクセスを流す、というやり方を行っている。各メディアの連携によって作り上げた仕組みの中を、ユーザーが回遊して最終ゴール(成約)にたどりつくように設計されているのである。

 ユーザーは、まずFacebookやTwitter、あるいはブログなどで同社のコンテンツを目にする。ウェビナーを見たり、ブログを読んだり、動画を見るなどでコンテンツを消費する。その中でサービスに興味を持った人が公式サイトに流れ、「30日間お試し」ボタンを押して申し込む。そのうちの何割かが成約となる、という流れだ。

売上が3.5倍になった企業は<br />Facebookをどう使っているかハブスポットの「動画ポッドキャスト」。左がハブスポット社のホスト、右がゲスト。ウェブカメラを使って遠隔地のゲストと対談を行っている。

 コンテンツを作れば作るほど、自社サイトに訪れる訪問者が増え、無料お試しをする人が増え、成約も増える。宣伝メッセージをしなくても、コンテンツの質と量で売上があがる、という仕組みだ。