ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
「婚迷時代」の男たち

プロポーズ大作戦で生き抜け!
新政権「限界」後には冬が来る

西川敦子 [フリーライター]
【最終回】 2009年9月11日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 いよいよ16日は鳩山内閣の誕生だ。とはいえ、人々の胸には期待とともに不安も渦巻いていることだろう。

 「景気が悪化して、冬のボーナスまでカットされたらどうしよう」
 「子ども手当は助かるけど、月々の保育料には足りないし」
 「親を自宅介護しなきゃいけなくなったら困るなあ。ウチは狭いから」

 そんな不安を乗り越え、これからの時代をサバイバルするカギ。それは結婚にまつわる大きな「誤解」を捨てることにある。

 比較社会学・家族社会学・人口学が専門で、家族と人口の比較社会学・比較文明論を研究してきた、明治大学政治経済学部准教授 加藤彰彦氏に話を聞いてみた。

4年後に直面する!
「国は頼りにならない」現実

明治大学政治経済学部准教授 加藤彰彦氏。比較社会学・家族社会学・人口学が専門で、家族と人口の比較社会学・比較文明論を研究

 「民主党政権の失敗は、あらかじめ運命づけられているといっても過言ではありません」

と言い切る加藤氏。インタビューはいきなりショッキングな話から始まった。

 「なぜなら、これだけ膨大な財政赤字を抱えているわけですからね。衆議院議員が任期満了を迎える4年後、おそらく人々は“行政の限界”という現実に直面していることでしょう。そのとき、私たちは『国は頼りにならないのだ』と、痛感するのではないでしょうか」

 では、いったい何を頼ればいいのか。すでに会社も頼りにはならない世の中だ。

 「1992年の細川政権発足で、自民党の55年体制が崩壊。“親方日の丸”が壊れ、企業の家族的コミュニティも崩れた。小泉政権以降、崩壊スピードには一層拍車がかかっていますね。

 残る道は“自衛”しかありません。自分で自分の身を守るしかない。つまり、国や企業を頼るかわりに “家族”で結束するのです」

 思い浮かぶのはハリウッド映画である。災害やテロ戦争で、国が壊滅状態になっても、強いパパが血みどろの死闘の揚句、愛する妻と子どもを守り抜く――。しかし、現実のパパたちは彼らのように不死身ではないのだが……。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR


おすすめの本
おすすめの本
西川敦子氏の最新刊!「ワーキングうつ」

ダイヤモンド・オンライン、アクセス数ナンバー1の人気連載を大幅加筆・修正し遂に書籍化!「職場うつ」から休職→退職→再就職困難→生活保護という、急増する「貧困への負のスパイラル」を断ち切るための5つの方法を紹介。1500円(税別)

話題の記事

西川敦子 [フリーライター]

1967年生まれ。上智大学外国語学部卒業。編集プロダクション勤務を経て、独立。週刊ダイヤモンド、人事関連雑誌、女性誌などで、メンタルヘルスや介護、医療、格差問題、独立・起業などをテーマに取材、執筆を続ける。西川氏の連載「『うつ』のち、晴れ」「働く男女の『取扱説明書』」「『婚迷時代』の男たち」は、ダイヤモンド・オンラインで人気連載に。


「婚迷時代」の男たち

仁義なき最新の婚活事情から、結婚をビジネスにする企業、結婚生活や離婚の実態までを徹底取材。「結婚」という2文字に翻弄される男たちの姿を追う。はたして「結婚」は男を幸せにするのか――。

「「婚迷時代」の男たち」

⇒バックナンバー一覧