[東京 10日 ロイター] - ジャパンディスプレイ<6740.T>は10日、2017年4─6月期の営業損益は150億円の赤字(前年同期は34億円の赤字)になる見通しだと発表した。市場が拡大している有機ELパネルへの対応が遅れていることなどが足を引っ張る。

売上高は前年同期比3.2%増の1800億円と拡大を見込んでいるが、白山工場稼働に伴う減価償却費や有機EL関連の研究開発費などの固定費負担が収益を圧迫する。

こうした状況を踏まえ、同社は「構造改革を含めた施策の実行を検討中」であることを明らかにした。追加の構造改革に踏み切ることで、早期の収益改善を目指す。

有機ELは今夏に試作を始め、2018年上半期に量産を開始する予定。

2017年3月期は売上高が前年比10.6%減の8844億円、営業利益は同10.7%増の185億円、最終損益は316億円の赤字(前年は318億円の赤字)だった。最終赤字は3年連続で、繰り延べ税金資産の取り崩しが響いた。

(志田義寧)