[アンカラ 10日 ロイター] - トルコ政府は10日、米政府がシリアで過激派組織「イスラム国」(IS)と戦っているクルド人部隊への武器の供与を決定したことは、結果的に米政府にマイナスとなると指摘した。

来週ワシントンでトランプ大統領と初の直接会談に臨むトルコのエルドアン大統領は、会見で「同盟国がテロリスト組織でなく、われわれの側についてくれると信じたい」と述べ、トランプ大統領との会談や、今月下旬の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議でトルコのスタンスを伝える方針を示した。自身の訪米までに決定が覆されることを期待すると述べた。

トルコは、シリアのクルド人部隊、クルド人民防衛隊(YPG)を、トルコ国内で1984年以降、暴力的な反政府活動をし、クルド労働党(PKK)傘下のテロ組織とみなしている。

チャブシオール外相は、YPGに供与した武器がPKKにわたった事例があると指摘。「PKKもYPGもテロ組織で、名称以外に違いはない。かれらが入手した武器はトルコへの脅威だ」と会見で述べた。

一方、米国は、PKKをテロリスト集団に指定しているものの、YPGはシリア北部での対IS作戦の有力な協力者と位置付けている。

米国防総省は9日、トルコの懸念は承知していると述べた。

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