韓国のミスコン女性はみんな同じ顔。ネット上ではそう揶揄されるほど、お隣、韓国の整形率が高いことは有名な話だ。しかし今、日本でも整形を選ぶ女性が増えているのをご存じだろうか。リスクと隣り合わせでありながら、整形というやり方を選んだ女性に、その本音を聞いた。(取材・文/ジョージ山田[清談社])

施術時間5分、日帰り、格安
広がる「プチ整形」と下がるハードル

日本は韓国以上の整形大国、「顔激変」に抵抗がない女子たちハードルの低いプチ整形から始め、次第にメスを入れる本格的な整形をするようになる人が多いという。昔とは似ても似つかぬ面影になっても「夫や彼氏は化粧のせいだと言えば納得する」。整形女子のホンネとは…?

「高校卒業間近、学校全体で“整形ブーム”が起きたんです。みんなやってるし私も!っていう勢いで、初めて目のプチ整形をしたのが高3でしたね」

 そう語るのは、これまでに目だけで計4回の整形を重ねてきたというマユさん(仮名・25歳・フリーター)。長かった受験期も終わり、女子大生までの希望膨らむ準備期間。学校内で整形する女子が続出し、マユさんを含む多くの生徒が目のプチ整形をしたという。

「そのときは都内のクリニックで18万円ぐらいの施術を受けました。学割が利いたので、それでも多少は安かったと思う。費用はバイトして貯めました。手術直後って腫れがあるので、二重の幅が異常に広がってしまうんですけど、その時期はみんな瞼が腫れ上がっていて、互いの顔を見るたびに爆笑していました」

 手術自体はメスを入れない、「埋没法」と呼ばれるもの。マユさんのまぶたは頑固な一重のため、手術後しばらくして元の一重に戻ってしまった。そういった患者は多いようで、クリニックによっては保証制度を作り、保証期間内であれば何度でも施術をしてくれるサービスもある。

 マユさんは、同じような二重術を3回に渡って行い、最終的に目頭切開(目頭を切って目を大きくみせる手術)をして、理想の瞳を手に入れた。現在は昔の腫れぼったいまぶたの面影はなく、くっきりとした二重が印象的な瞳に変わっている。