[ワシントン 10日 ロイター] - 米連邦捜査局(FBI)長官を解任されたジェームズ・コミー氏が数日前、複数の議員に対し、2016年の大統領選でトランプ氏陣営とロシアが結託した疑惑の捜査態勢強化を求めていると語っていたことが分かった。議会筋が10日、明らかにした。

トランプ政権はコミー氏の仕事ぶりがひどかったとして、解任がFBIによるロシア疑惑捜査と関係しているとの見方を否定している。

議会筋によると、コミー氏は解任の数日前、司法省にロシア疑惑捜査のために人員を中心とする態勢の強化を求めたことを複数の議員に明かしていた。議員に明かしたのは、独自に調査を進めている上院情報委員会がロシア疑惑捜査の加速をFBIに求めた後のことだという。

コミー氏が先週、ローゼンスタイン司法副長官に捜査態勢の大幅な強化を求めていたとするメディア報道について、司法省のイアン・プライア報道官は電子メールで「完全な間違いだ」と指摘した。

CNNによると、コミー氏はFBI職員向けの別れのあいさつ文の中で「大統領はいかなる理由であれ、もしくは理由などなくともFBI長官を解任できるということを長年信じてきた」とつづった。

民主党はコミー氏の解任がFBIの捜査をつぶす狙いがあったとして、ロシアによる大統領選介入疑惑を巡る独立した調査を要求している。