[11日 ロイター] - 米百貨店大手のノードストローム<JWN.N>やメーシーズ<M.N>、コールズ<KSS.N>が11日に発表した四半期既存店売上高は、軒並み予想割れとなった。衣料品需要の低迷やネット通販との競争激化による米小売り各社の苦戦が浮き彫りになった。

ノードストロームの第1・四半期(4月29日まで)の既存店売上高は0.8%減少した。コンセンサス・メトリックスのまとめたアナリスト予想は横ばいだった。

同社株価は7.6%安で引け、時間外取引でも4%近く下げた。

メーシーズの株価は通常取引で17.4%下落し、2011年以来の低水準を記録した。コールズの株価は、同社決算で利益が予想を上回ったことから一時上昇したが、その後押し戻され、約8%安で引けた。12日に決算発表が予定されているJCペニー<JCP.N>の株価も7.4%安で引けた。

メーシーズの第1・四半期の純売上高は7.5%減の53億4000万ドル。9四半期連続で減少し、アナリスト予想の54億7000万ドルを下回った。

コールズの2─4月期の売上高も5四半期連続で減少。既存店売上高はアナリスト予想以上に落ち込んだ。

在庫水準は、メーシーズが4.2%、ノードストロームが1.6%、それぞれ増加。一方、コールズは2.3%減少した。

メーシーズは、店舗閉鎖やマーケティングの変更、製品ラインの拡充などにより、今四半期の売上高は改善すると説明している。

一方、ジェフェリーズのアナリスト、ランダル・コニック氏は、こうした措置は厳しい環境や消費者の買い物動向の変化に対応するには不十分だとの見方を示している。

コールズの最高経営責任者(CEO)のケビン・マンセル氏は、サプライチェーンの迅速化や顧客志向に合った地域ごとの品揃え、オンライン注文での店頭在庫活用などで、在庫を低水準に抑え、利益率を引き上げたと説明した。

コールズの1株利益は0.39ドルと、トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想の0.29ドルを上回った。

ただ、既存店売上高は2.7%減少し、コンセンサス・メトリックスがまとめたアナリスト予想の1.1%減よりも落ち込んだ。

メーシーズの既存店売上高も4.6%減となり、アナリスト予想の3.5%減よりも落ち込んだ。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)