[ニューヨーク 12日 ロイター] - 企業決算シーズンも終わりに近づき、S&P500指数<.SPX>とナスダック総合指数<.IXIC>が過去最高近辺で推移するなか、一部の市場アナリストにとり米株式市場における最大懸念は、警戒感の欠如だろう。

ここ3週間ほどでS&Pの1日の最大変動率は0.4%にとどまっている。CBOEボラティリティ指数<.VIX>の終値は今週、約20年ぶり低水準を記録した。

ダウブル・ドット・コムのプレジデント、マーク・パド氏は、テクニカルの観点から懸念を抱いている向きは、過度の楽観的見方が、ピークの兆候に基づいていないことを心配している、と指摘した。

S&P500は今週、過去最高値を2回更新したが、その2回とも3月1日のザラ場でつけた高値(2401を僅かに下回る水準)には届いていない。9日につけたザラ場ベースの過去最高値(2402近辺)は、約11週間前に設定された上値抵抗線突破を示唆していない。

ほぼ横ばいの動きには、3月初旬にみられたモメンタムがない。S&Pの14日モメンタム指標は3月1日にピークに達したが、12日には、約3週間ぶり低水準で終了した。

BTIG(ニューヨーク)の首席テクニカル・ストラテジストのケイティ・ストックトン氏は「(株式市場にとり)現在の最大リスクは、買われ過ぎの状態にあることで、海外市場は米国以上に買われ過ぎだ」と語った。

「モメンタムは十分堅調を維持すると思うが、そうでなければ、市場にとりリスクとなる」と述べた。