[東京 15日 ロイター] - 日銀が15日に発表した4月の企業物価指数(速報)によると、国内企業物価指数(2015年=100.0)は前年比で2.1%上昇となり、消費税率引き上げの影響を除いたベースで2014年1月(同2.5%上昇)以来、3年3カ月ぶりの高水準となった。原油など国際商品市況の持ち直しや円安を背景に、前年比のプラス幅拡大が続いている。

ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値は前年比1.8%上昇となっていたが、結果はこれを上回った。前月比は0.2%上昇で、前月と同水準だった。

国内企業物価が前年比で上昇するのは4カ月連続。前月の同1.4%上昇から伸び率を高めた。原油など原材料価格の上昇を反映し、石油・石炭製品や鉄鋼、化学製品などが押し上げに寄与している。

ただ、日銀によると、原材料価格の上昇を製品価格に転嫁する動きは「今のところはっきり実現している感じはない」としており、今後の波及度合いを注視する、としている。

上昇品目数と下落品目数は、公表746品目のうち前年比で315品目が上昇、331品目が下落した。引き続き下落が上昇を上回っているものの、その差は16品目と前月の106品目から大きく縮小した。

(伊藤純夫)