Facebookで仕事を受注するために重要な5つのこと

 では、コンサルタント、あるいは士業の方が仕事を増やすために、具体的に何をどのように発信していったらよいのだろうか。ポイントを伺った。

1、専門分野に絞る

 自分は「何屋さん」なのか、何の専門家なのかをはっきりさせること。この当たり前のことができていない人が多い。プロフィールにあれもこれも盛り込みすぎて「刺身のおいしい焼肉店」のようになってしまっている人もいるが、それでは仕事は来ない。

 また、何屋かはっきりさせたら、日々どんなことをやっているかなど、自分の会社についてなるべくたくさん書くと良い。

2、感じたことを咀嚼して出す

 情報は持っているだけでは意味がない。出さなければならない。その際には、自分が感じたことを自分の言葉で咀嚼をして出していくこと。

3、自分を小さな放送局だと考える

 自分を放送局、あるいは雑誌と考え、「自社で『R25』を持っています」という気持ちでやれば、発信を止めるわけにいかず、コンスタントに発信できるはず。

4、「人」を前面に出す

 Facebookはやはり「人」が中心。商品情報しかないページはつまらないので、パーソナリティがわかるように発信をする。「こういう人がやっているんだな」と、コンピューターの先には人がいると受け手に感じさせる。

5、がつがつしない

 いきなり人のウォールに宣伝を書いたりなど、セールスを前面に出さない

「テレビなどと違ってFacebookはミスが許される世界。マスメディアに比べて反応は小さいが、失敗しても「ごめんなさい」と言えば済むので気が楽。しかも無料。発信するのも簡単なので、やるかやらないかと言ったらやったほうがいい。そしてやるなら、みんなが注目している今のうち。やってみて向かないと思ったらやめればいいわけですから」

 テレビ業界にいる野呂さんだからこそわかるマスメディアとFacebookの違い。特に「小さな放送局のつもりでやる」という視点は、はっとさせられる。専門分野の情報を番組のように発信し続けるやり方は、前回ご紹介したハブスポット社のコンテンツ戦略に通じるものがあると感じた。

 次回は、NPOのFacebook活用法についてご紹介する。

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