[バリ(イタリア) 13日 ロイター] - ノーベル経済学賞受賞者のアンガス・ディートン米プリンストン大学教授はトランプ米大統領の経済政策について、主に富裕層が成長の恩恵を受け、国内の所得格差の拡大を助長する恐れがあるとの見方を示した。インタビューで述べた。

トランプ氏は低所得層への支援を約束して大統領に当選したが、金融・産業部門の規制緩和や医療保険制度に関する支出削減は、政治的影響力を持つ企業グループに有利に働くと指摘した。

トランプ氏が主張する減税と保護貿易政策は一部の労働者に短期的な所得増をもたらし得るとしながらも、格差是正に不可欠な長期的な成長は期待できないと述べた。

取り残されたと感じている人たちの怒りを和らげる上で、技術革新(イノベーション)による強力な成長を回復することが望ましいと指摘した。

ディートン氏は2015年に貧困・福祉・消費に関する分析でノーベル経済学賞を受賞した。