[サンフランシスコ 15日 ロイター] - 米アルファベット<GOOGL.O>の自動運転車部門ウェイモが企業秘密が盗まれた疑いがあるとして配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズ[UBER.UL]を提訴していた裁判で、サンフランシスコ連邦地裁判事は、ウーバーはウェイモの自動運転技術に関する機密ファイルを速やかに同社に返却すべきとの見解を示した。

前週11日に下された判断が15日公表された。

高成長を遂げる自動運転車の開発でウェイモとの競争を繰り広げているウーバーにとって今回の判断は痛手となるが、自動運転車事業の閉鎖に追い込まれることは回避された。

ウェイモは今年2月、同社の自動運転車開発に携わっていた技術者アンソニー・レバンドフスキ氏が離職前に自動運転技術に関するファイルを大量に盗んだと主張。同氏のウーバー移籍後、関連情報がウーバーの自動運転車の主要センター技術「ライダー」の開発に使われたとして、ウーバーを相手取り訴訟を起こした。

サンフランシスコ連邦地裁アルサップ判事は、レバンドフスキ氏が離職前にウェイモのコンピュータから文書をダウンロードしたことを示す「有力な証拠がある」と指摘。「ウーバーはレバンドフスキ氏を雇用した時点で、同氏がウェイモの知的財産が含まれる公算の大きい機密ファイルを保持していたことを認識していた、もしくは認識していたはずだ」との判断を示した。

同地裁はまた、レバンドフスキ氏が今後ウーバーのライダー開発に携わらないよう命じた。

企業秘密が盗まれたかどうかについては、米司法省の調査に委ねるとした。