[ロンドン 16日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が16日発表した4月の英消費者物価指数(CPI)は前年比2.7%上昇し、2013年9月以来の大幅上昇となった。伸びは、ロイター調査による市場予想の2.6%も小幅ながら上回った。

昨年の英国の欧州連合(EU)離脱決定以降のポンド安や、原油価格の上昇を背景に、英国でのインフレは最近数カ月加速している。イングランド銀行(英中央銀行、BOE)は11日、「賃金が物価に追いつかず、所得の実質の伸びはマイナスとなるなど、家計にとっては一段と厳しさが増すだろう」との見方を示した。

ただ、国内経済が過熱化していることを示唆するものはほとんどなく、金融政策委は7対1で市場予想通り、政策金利を0.25%に据え置くことを決定した。

4月のインフレ指標は、復活祭休暇中に航空運賃が上昇したことにより押し上げられた。衣料価格、自動車税、電気料金も消費者物価の上昇につながった。

エコノミストは、ポンド安による影響が今後数カ月でより顕著になると指摘。CPIの伸びは3%台まで上昇し、その後低下するとの見方が多い。

石油など振れの大きい品目を除いたコアCPIは2.4%上昇と、エコノミスト予想の2.2%を上回る13年3月以来の大幅な伸びとなった。

中銀が国内の物価上昇圧力につながるものとして注目しているサービスの価格は3.0%上昇し、13年9月以来の大幅上昇となった。ただこれは、航空運賃の上昇が主因とみられる。

消費者物価に対する将来の圧力を示す工場出荷価格は3.6%上昇と、3月と同じだった。市場予想の3.4%上昇は上回った。