[ニューヨーク/ロンドン 17日 ロイター] - コミー米連邦捜査局(FBI)長官の解任を受け、トランプ米大統領とロシアとの関係を巡る疑惑が深まるなか、米国と欧州のオンライン賭けサイトでは、同大統領が任期を全うできるかどうかに賭ける取引が急増している。

「プレディクトイット」のような一部の賭けサイトでは過去2日間、トランプ大統領が弾劾されるかどうかに賭ける取引が過去最高に達している。

「ドナルド・トランプ氏は2017年に弾劾されるか」という質問に関するプレディクトイットの取引高は、トランプ大統領がコミー前FBI長官に、辞任したフリン前大統領補佐官とロシアとの関係についての捜査を中止するよう要請したことを示すコミ―氏によるメモの存在が報じられた後の24時間で、10万件を超えた。

17日午前に大統領の弾劾を見込む確率は一時、過去最高の33%に達した。同日午後までには27%程度に下がったが、それでも約1週間前の7%から大きく跳ね上がっている。

プレディクトイットはワシントンの政治コンサルタント会社アリストテレスとニュージーランドのビクトリア大学が共同で運営している。同サイトのユーザーは皆、米国の有権者として登録されている。

一方、アイルランドに本拠を置くブックメーカー(賭け業者)パディー・パワー・ベットフェア<PPB.I> <PPB.L>によると、トランプ氏がコミー氏にロシアとのつながりを巡る捜査をやめるよう求めたとの報道後の数時間で、トランプ氏の早期退陣に5000ポンド(約72万円)以上が賭けられた。

トランプ大統領が早期に辞任するかどうかについての賭け金は、計27万ドル(約3000万円)超に上り、辞任する年に関する関連質問については計48万ドルを超えている。

また、英ブックメーカーのラドブローク<LCL.L>によると、トランプ大統領弾劾の賭け金が急増したため同社はオッズを下げ、大統領失脚を見込む確率は約56%で推移している。

広報のジェシカ・ブリッジ氏は「顧客はトランプ氏があといくつの不祥事を克服できるだろう、と思案している」とコメント。「リターンが少ないにもかかわらず、大統領が弾劾される方にマネーが集まっている。われわれとしてはオッズを下げざるを得ない」

*内容を更新します。