[ラスベガス 17日 ロイター] - バーナンキ前米連邦準備理事会(FRB)議長は17日、主要な政治リスクに市場がほとんど反応していないことに「困惑している」と述べ、トランプ米政権が掲げる成長押し上げの実現に懐疑的な見方を示した。

バーナンキ氏は当地で開かれた金融業界の会合で「市場がぎりぎりまで政治リスクに非常に無関心であることに困惑している」と述べた。

それでも、米経済が引き続き成長する中、FRBは当面利上げを続けるとの見方を示し、金利は引き続き「非常にゆっくりと」上昇すると予想した。

トランプ政権が早期にインフラ投資や税制改革を実現するかどうかは不透明とし、大統領の支持率の低さを踏まえれば、公約の実行は「より困難になる」と指摘した。

また、大統領は来年任期が切れるイエレンFRB議長を再指名すべきだと述べた。

米経済に関しては、しばらくの間「緩やかな成長」が続くものの、統計的に見て、向こう4年以内に調整が入る可能性がかなり高いとの見方を示した。

バーナンキ氏は現在、米ブルッキングス研究所のエコノミストで、ヘッジファンドのシタデルと資産運用大手パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)のアドバイザーを務める。