住宅ローンの選び方[2017年]
【第6回】 2017年10月11日公開(2017年10月11日更新)
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千日太郎

フラット35をもっともお得に借りられる銀行は?
頭金ゼロ、頭金10%、頭金20%の条件で比較!
ブロガー千日がおすすめの銀行はどこだ?

どうも、ブロガーの千日太郎です。2017年10月からスタートしたフラット35の新団信制度では、団信の料率が0.358%から0.28%へ大幅に値下げされました。そこで今日は、これから住宅を購入する人向けに、フラット35(新規借入)のおすすめ4銀行・金融機関(アルヒ、楽天銀行、住信SBIネット銀行、優良住宅ローン)を徹底的に比較します。どこがトータル支払額で安くなるのか、ランキングで紹介したいと思います。

 フラット35は、10月の融資申込から機構団信の新制度がスタートしました。目玉は以下の2つです。

 (1)団信保険料は実質値下げ
 (2)住宅ローン残高がゼロ円になる保障の範囲は拡大

 (1)については、従来年一回ローン残高の0.358%を払う方式でしたが、今後はフラット35の金利に0.280%上乗せとなり、毎月の返済と一緒に支払う方式となり、実質値下げされました。

 (2)については従来、「高度障害」「死亡」だけが保障の条件でしたが、今後は身体障害者福祉法1級or2級の「身体障害」についても保障の範囲に含まれるようになります。

 フラット35の魅力は、「全期間固定金利」で安心感があることと、「審査が比較的ゆるいため、多くの人が借りられる」という点ですが、団信保険料の値段が下がり、保障が手厚くなりました。加えて、北朝鮮問題で長期金利が下落し、衆議院の解散総選挙でますます不透明さを増す今後の情勢から考えても、まだまだ、長期固定の住宅ローン「フラット35」の利用者は増えていくんじゃないでしょうかね。

 では、金利が低く、商品ラインナップにも魅力がある、4銀行について、「フラット35」の金利(新規借入)、団体信用生命保険(団信)、融資手数料を見てみましょう。金利は、頭金が10%以上ある場合です。

 ”実力派4銀行”のフラット35の金利、団信、融資手数料(2017年10月)
 銀行名 アルヒ 楽天銀行 住信SBIネット銀行 優良住宅ローン
 金利(団信込み) 1.360%
 団信加入 任意 必須
 融資手数料 2.16%
(スーパーフラット)
1.08%
(フラット35、35S)
1.08% 2.16% 0.50%
 ※金利は、頭金が10%以上ある場合。手数料は新規借入の場合。アルヒについてはweb本申込でフラット35、フラット35S、フラット35+フラットαで1.08%に割引。

 フラット35の金利は、上記のどの銀行で借りても同じ1.36%(2017年10月現在、団信込み)です。

 なお、アルヒの融資手数料は従来2.16%とこの4行の中では住信SBIと並んで最も高いものですが、webで本申込の上、契約した場合には1.08%に割引しています。ただし後述する「スーパーフラット」とつなぎ融資についてはこの割引は適用されないので、注意が必要です。

 しかし、住宅ローンを組む人の「頭金の金額」によって金利が変わります。また、「団信に加入できない・したくない」という人に対応していない銀行もあります。そのため、「頭金の金額」、「団信の有無」により、ベストな銀行は違ってくるのです。以下、4つのタイプでランキングを作成したので、ご自身の資金計画にあった住宅ローン選びのヒントになればと思います。

(1)頭金20%なら、アルヒの「スーパーフラット」がおすすめ

 アルヒ(旧SBIモーゲージ)の「スーパーフラット」という商品は、頭金を20%入れるという厳しい条件がありますが、通常のフラット35よりも金利が「0.1%」も低くなっています。あまり知名度がないので、知らない人も多いと思いますが、商品は優れています。また、団信についても、金利を0.28%上乗せするだけで加入できます。従来は0.3%の上乗せだったのですが、新団信制度の保険料率0.28%に合わせて値下げしてきています。

 頭金20%の場合のコストを比較してみると、以下のようになります。

 コストの安さを比較すると、アルヒが安い!(頭金20%の場合)
 銀行名 アルヒ 楽天銀行 住信SBIネット銀行 優良住宅ローン
 毎月返済額
 融資手数料 × ×
 トータル支出 ×
 ※新規借入の場合。アルヒスーパーフラットにはweb本申込での手数料割引適用が無いため融資手数料率は2.16%となる。

 融資手数料は優良住宅ローンが最も安いのですが、トータルでは、適用金利が0.1%低いアルヒの「スーパーフラット」が最も有利になります。

 実際に金額をあてはめてみましょう。

 物件価格4000万円で20%(800万円)の頭金を入れ、借入額3200万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済で借りるという前提でシミュレーションしました。

 頭金20%なら、アルヒがおすすめ!(団信加入)
 銀行名 アルヒ
(スーパーフラット)
楽天銀行 住信SBIネット銀行 優良住宅ローン
 金利 1.26% 1.36% 1.36% 1.36%
 返済額合計
(順位)
3959万円
1位
4024万円
2位
4024万円
2位
4024万円
2位
 頭金+諸費用
(順位)
869万円
3位
835万円
2位
869万円
3位
816万円
1位
 トータル支出
(トータル順位)
4828万円
1位
4858万円
3位
4893万円
4位
4840万円
2位
 ※頭金800万円。フラット35を、借入金額3200万円、金利1.36%、借入期間35年で借りた場合を試算。

 トータル支出(総支払額)の1位は、アルヒの独自商品である「スーパーフラット」です。通常のフラット35よりも0.1%利率が低く、また団信保険料は同じであるため、4位の銀行より65万円も安くなりました。

 諸費用に含まれる「手数料」が最も安いのは、もちろん優良住宅ローンですが、トータルで比較するとそれでもアルヒのスーパーフラットが最も支払いを安く抑えられるという結果になりました。

■全期間固定住宅ローン「スーパーフラット」(アルヒ)の概要
金利 ⇒「アルヒ」詳細ページを見る
無料団信の保障範囲 なし
オプション保険[保険料] 死亡・高度障害(金利を0.3%上乗せ)
事務手数料(税込) 借入額×2.16%
【ポイント】SBIモーゲージから社名変更した住宅ローン専門の金融機関。フラット35の実行件数ナンバー1で、全国の店舗で相談可能。金利は業界最低だが、手数料は2.16%と比較的高め。事前審査は最短で当日、本審査は最短3営業日のスピード審査が特徴。
アルヒの公式サイトはこちら

【関連記事はこちら!】
⇒「アルヒ『スーパーフラット』は、「確定利回り6.6%の投資商品」になる!?」
⇒「フラット35に最低金利のアルヒ『スーパーフラット』が登場!」

その他諸費用として、25~30万円かかる!

 上記に加えて、住宅購入には家の代金の他に、登録免許税、印紙税がかかります。これらは国に納める税金ですからどの銀行を選んでも変わりません。

 登録免許税とは登記をする際にかかる税金で、所有権登記には固定資産税評価額×0.1%、抵当権設定登記には債権額×0.3%かかります。おおざっぱに考えれば、購入価格の0.4%と考えておいてよいでしょう。4千万円の家なら16万円くらいですね。

 印紙税は売買契約書で3万円、住宅ローン契約書で1万円、合計4万円です。

 これに加えて司法書士への報酬が5万円から10万円かかりますので、全部で25~30万円がプラスかかると考えておいてください。

 アルヒは最初に必要な支出がそもそも大きいですね。登録免許税、印紙税、司法書士報酬が25万~30万円とすると、頭金が20%も必要なので、「自己資金として850万から900万円を払える人」にとってのランキングということになります。

(2)頭金10%なら、手数料が安い優良住宅ローンがおすすめ

 次に、頭金を10%用意できるケースを考えましょう。

 先ほどの頭金20%は大変でしょうが、「頭金10%なら、なんとか用意できる」という人は多いんじゃないでしょうか。実は、フラット35は、頭金が10%以上ある場合とない場合では、天と地ほど金利が違います。頭金がない場合、金利が0.44%もアップしてしまうのです。できれば10%用意したいですね。

 頭金が10%の場合の金利は、どの銀行も1.06%で横並びですが、大きな違いとなっているのが融資手数料ですね。これで差がついてきます。融資手数料は頭金の支払いと時を同じくして最初に払う費用です。

 費用の安さを簡単に比較してみましょう。

 コストの安さを比較すると、優良住宅ローンが安い!(頭金10%の場合)
 銀行名 アルヒ 楽天銀行 住信SBIネット銀行 優良住宅ローン
 毎月返済額
 融資手数料 ×
 トータル支出 ×
 ※新規借入の場合。アルヒは、フラット35なら、web本申込での手数料割引適用により、融資手数料率は1.08%となる。

 金利は同じですから、毎月の返済額はどの銀行でも同じになります。トータル支出では、融資手数料が最も安い優良住宅ローンが最も有利で、その次がアルヒ、楽天銀行になります。

 実際に金額をあてはめてみましょう。

 物件価格4000万円で10%(400万円)の頭金を入れ、借入金額3600万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済で借りる前提でシミュレーションしました。

 頭金10%なら、優良住宅ローンがおすすめ!(団信加入、2017年10月)
 銀行名 アルヒ 楽天銀行 住信SBIネット銀行 優良住宅ローン
 金利 1.36% 1.36% 1.36% 1.36%
 返済額合計
(順位)
4526万円
1位
4526万円
1位
4526万円
1位
4526万円
1位
 頭金+諸費用
(順位)
439万円
3位
439万円
2位
478万円
3位
418万円
1位
 トータル支出
(トータル順位)
4965万円
2位
4965万円
2位
5004万円
3位
4944万円
1位
 ※頭金400万円。フラット35を、借入金額3600万円、金利1.06%、借入期間35年で借りた場合を試算。返済額に団信を含む。

 いかがでしょうか。

 「返済額合計」という点ではどの銀行で借りてもまったく同じです。差がつくのは諸費用のうち、「融資手数料」なんですよね。その手数料率がダントツで安いのが優良住宅ローンの0.5%です。その差がそのままトータル支出の差になっています。最下位の銀行と比べると、60万円も安くなります。

 実際には、これ以外に諸費用がかかるので、4000万円の家を購入するのに、「450万から500万円位の自己資金を使える人」にとってのランキングということになります。

 ちなみに、頭金は「最低限のちょうど10%入れる」ことが、現在の低金利下では理にかなっています。「頭金は多いほどいいんじゃないの?」というのが常識と思われているようですが、(1)のように頭金を20%出せないのであれば、11%とか、19%とか、中途半端な比率で出す必要はありません。ピッタリ10%です。

 というのは、1%の住宅ローン控除(減税)が受けられる当初10年間は、「減税額」と、「金利」がちかくなり、金利の負担はゼロに近くなりますよね。であれば、頭金は10%ギリギリしか支払わず、余った資金は運用に回して稼ぎましょう。そして、住宅ローン控除がなくなった11年目にその資金で繰上げ返済すればいいのです。これが、頭金を10%~19%程度、用意できる人の、「最も理にかなったフラット35の借り方」です。

【関連記事はこちら!】
⇒「住宅ローン減税を最大化する新常識! 住宅ローンが「打ち出の小槌」になる」

アルヒ(スーパーフラット)は安いが、頭金20%

 さて、頭金20%、頭金10%の場合を見てきましたが、以下のことが分かりました。

 ・毎月の返済額を低く抑えたいならアルヒ(スーパーフラット)がおすすめ
 ・最初に必要な支出を抑えたいなら優良住宅ローンがおすすめ
 ・トータルで最も安いのはアルヒ(スーパーフラット)だが、頭金は20%必要

 このような結果になります。ここまでが基本編ですね。

(3)頭金ゼロだと、優良住宅ローン、楽天銀行がおすすめ!

 フラット35は、頭金を10%用意しておかないと、低金利で借りられません。ですが、フラット35を取り扱う民間金融機関の中には、その頭金10%部分を別途融資する銀行もあります。結果として、100%ローンが、それなりの低金利で借りられます。アルヒ、楽天銀行、住信SBIネット銀行、優良住宅ローンの全てが、「頭金の融資」に対応しています。

 ・住宅金融支援機構がフラット35で、「90%を融資する」
 ・フラット35の事務代行をする銀行が、「残り10%を融資する」

 この場合、問題になるのが抵当権の順位です。住宅ローンは、債権者となる銀行が対象の物件に第一順位の抵当権の設定を受けるのが大原則です。第一順位の抵当権とは、借りている我々(債務者)が払えなくなったら、その物件の売却代金から1番に回収できる権利です。

 だから金利を安くできる、とも言えるんですよね。残りの10%を融資してくれる銀行は第2順位に甘んじるということです。なので、その部分の金利は高くなってしまいます。

 まずはその条件を見てみましょう。

 フラット35の頭金融資(10%部分)を比較!(2017年10月)
 銀行名 アルヒ 楽天銀行 住信SBIネット銀行 優良住宅ローン
 商品名 フラット35α 変動と固定 フラット35
ミスターパッケージローン
フラット35
プラスワン
 金利 2.895% 1.577% 1.400% 2.725%
 団信保険料 無料 金利+0.2% 無料 無料
 融資手数料 1.08% 1.08% 2.16% 3万2400円
 ※アルヒは、フラット35+フラットαなら、web本申込での手数料割引適用により、融資手数料率は1.08%となる。

 金利は全て変動金利です。変動金利でこの金利は高いですよね。なので、本来なら、最低10%の頭金を自己資金で用意することをおすすめします。しかし、「頭金がなくても、低金利のフラット35で借りたい」という人もいるため、頭金融資があるのです。

【関連記事はこちら!】
⇒「「フラット35」を主要8銀行で徹底比較!フルローンにするなら住信SBIネット銀行」

 上記の条件だけで大まかに評価すると以下のようになります。

 コストの安さを比較すると?(頭金融資)
 銀行名 アルヒ 楽天銀行 住信SBIネット銀行 優良住宅ローン
 毎月返済額 ×
 融資手数料 ×
 トータル支出 ×

 金利は住信SBIネット銀行が最も低いですが、手数料では優良住宅ローンが最安です。楽天銀行はバランスが取れている感じですね。

 しかし、借り入れの10%部分だけを議論しても、あまり意味はありません。残りの90%部分も含めて、実際に金額をあてはめてみましょう。

 物件価格4000万円でフルローン、借入期間35年、元利均等返済で借りる前提です。また、頭金相当の10%は金利が高いですから住宅ローン控除が終わった11年目で全額繰上げ返済するという前提です。

 「頭金ゼロ+頭金融資」なら、優良住宅ローン、楽天銀行がおすすめ!(団信加入)
 銀行名 アルヒ 楽天銀行 住信SBIネット銀行 優良住宅ローン
 頭金10%の金利 2.895% 1.577%
+0.2%(団信)
1.400% 2.725%
 フラット35の金利 1.36% 1.36% 1.36% 1.36%
 返済額合計
(順位)
5031万円
4位
4990万円
2位
4976万円
1位
5025万円
3位
 融資手数料
(順位)
43.2万円
2位
43.2万円
2位
86.4万円
3位
21.2万円
1位
 トータル支出
(トータル順位)
5147万円
3位
5062万円
1位
5091万円
2位
5058万円
1位
 ※頭金400万円。フラット35を、借入金額3600万円、金利1.06%、借入期間35年で借りた場合を試算。返済額に団信を含む。

 住信SBIネット銀行の金利が最低ですので、毎月の返済額は住信SBIネット銀行が最も低く抑えられます。

 これに対して手数料では優良住宅ローンが最安です。

 トータルで比較すると、少し優良住宅ローンの方が安くなるという結果です。そして金利も手数料もバランスよく低い楽天銀行も、ほぼ同額で1位という結果になりました。

 また2位となりましたが、住信SBIネット銀行は、毎月の支払額が低く抑えられるというメリットがあります。また、シミュレーションでは、頭金融資を11年目に繰上返済する前提になっているので、「11年目に頭金融資の繰上返済をする余裕がなさそう」という人は、住信SBIネット銀行も有力な選択肢です。

 ・毎月の返済額を低く抑えたいなら住信SBIネット銀行がおすすめ
 ・最初に必要な支出を抑えたいなら優良住宅ローンがおすすめ
 ・トータルで両者のバランスが取れていて安くなるのは楽天銀行

 このように、今ある自己資金や今後の資金計画によってベストな銀行は違ってきます。なお、繰り返しますが、新規借入の場合は、その他の諸費用である登録免許税、印紙税、司法書士報酬、さらに手数料を含めると、50万〜120万円は最低限準備しなければなりません。頭金がゼロであってもこの金額は必要です。

■楽天銀行の「フラット35」の概要
金利 ⇒「楽天銀行」詳細ページを見る
無料団信の保障範囲 なし
オプション保険[保険料] 死亡・高度障害(融資残高×年0.358%)
事務手数料(税込) ・新規借入(融資額×1.08%、最低10.8万円)
・借り換え(融資額×0.972%、最低16.2万円)
【ポイント】住宅金融支援機構の住宅ローン「フラット35」も取り扱っており、金利は業界最低水準。事務手数料も融資額×1.08%と低め。フラット35S(金利Aプラン)は、省エネルギー性などに優れた住宅について、金利を10年間、0.3%引き下げる。団信は付帯しておらず、加入は任意。事前審査は8~11日、本審査は7~14日とやや長め。
楽天銀行の公式サイトはこちら

(4)団信に加入しないなら、アルヒ、楽天銀行

 ここまでのシミュレーションはすべて団信に加入することを前提に進めてきましたが、そもそもフラット35は団信への加入は任意です。事務代行する一部の銀行が、それを必須としているだけなんですよ。

 健康上の理由から団信に加入できないためフラット35を選択する人もいます。団信に加入しない場合の金利は「団信込み」の金利から一律0.2%引き下げとなります。

 健康上の理由から団信に加入できないためフラット35を選択する人もいます。団信に加入しない場合の金利は「団信込み」の金利から一律0.2%引き下げとなります。アルヒのスーパーフラットならば0.1%金利が安くなる上、さらに団信なしの場合は金利が0.28%引き下げとなります。普通のフラット35よりも、引き下げ幅が大きいですね!

では、団信への加入を任意としているアルヒと楽天銀行で、団信に加入しない場合についても確認しておきましょう。

 まずは頭金20%のケース(団信なし)のトータル支出を計算してみます。

 頭金20%なら、アルヒがおすすめ!(団信なし)
 銀行名 アルヒ
(スーパーフラット)
楽天銀行
 金利 0.98% 1.16%
 返済額合計
(順位)
3781万円
1位
3895万円
2位
 頭金+諸費用
(順位)
869万円
2位
835万円
1位
 トータル支出
(トータル順位)
4651万円
1位
4729万円
2位
 ※頭金800万円。フラット35を、借入金額3200万円、借入期間35年で借りた場合を試算。

 融資手数料は楽天銀行の方が安いですが、団信抜きでの金利ではアルヒのスーパーフラットが安すぎるためトータルで比較するとアルヒのスーパーフラットの方が支払いを抑えられるという結果になりました。

 では、頭金10%のケース(団信なし)はどうでしょうか。

 頭金10%なら、楽天銀行がおすすめ!(団信なし)
 銀行名 アルヒ 楽天銀行
 金利 1.16% 1.16%
 返済額合計
(順位)
4382万円
1位
4382万円
1位
 頭金+諸費用
(順位)
439万円
1位
439万円
1位
 トータル支出
(トータル順位)
4821万円
1位
4821万円
1位
 ※頭金400万円。フラット35を、借入金額3600万円、金利1.16%、借入期間35年で借りた場合を試算。

 利率が同じですから、毎月の返済額に差は生じませんし、融資手数料も同じです。なので、両行に差は生じませんね。

 最後に、頭金ゼロ(団信なし)の場合を計算してみましょう。やはり、頭金相当の10%は金利が高いですから住宅ローン控除が終わった11年目で全額繰上げ返済するという前提です。

 頭金ゼロなら、楽天銀行がおすすめ!(団信なし)
 銀行名 アルヒ 楽天銀行
 金利 1.16% 1.16%
 頭金10%の金利 2.895% 1.577%+0.2%(団信)
 返済額合計
(順位)
4887万円
2位
4845万円
1位
 頭金+諸費用
(順位)
43.2万円
1位
43.2万円
1位
 トータル支出
(トータル順位)
4930万円
2位
4888万円
1位
 ※頭金400万円。フラット35を、借入金額3600万円、金利1.06%、借入期間35年で借りた場合を試算。

 頭金相当の10%部分の金利は楽天銀行の方が安いですので、楽天銀行のほうが、おすすめであると言えます。

■楽天銀行の「フラット35」の概要
金利 ⇒「楽天銀行」詳細ページを見る
無料団信の保障範囲 なし
オプション保険[保険料] 死亡・高度障害(融資残高×年0.358%)
事務手数料(税込) ・新規借入(融資額×1.08%、最低10.8万円)
・借り換え(融資額×0.972%、最低16.2万円)
【ポイント】住宅金融支援機構の住宅ローン「フラット35」も取り扱っており、金利は業界最低水準。事務手数料も融資額×1.08%と低め。フラット35S(金利Aプラン)は、省エネルギー性などに優れた住宅について、金利を10年間、0.3%引き下げる。団信は付帯しておらず、加入は任意。事前審査は8~11日、本審査は7~14日とやや長め。
楽天銀行の公式サイトはこちら

【関連記事はこちら!】
⇒「フラット35の団信は、加入しなくてもいい!? 男性は35歳以下なら、民間生保の方が割安」

頭金、団信の有無で、「おすすめ銀行」は変化する

 いかがでしたでしょうか。フラット35の最安金利を出している4つの銀行ですが、金利が同じだからといって、どこも同じではないですよね。

 まずは融資手数料で差が出てきます。

 じゃあ、融資手数料が最安であればそこに決まりか? というと、必ずしもそうではありません。

 ・団信に入るか入らないか?
 ・最初に頭金として幾ら入れられるか?
 ・毎月の返済額をいくらに抑えるか?(金利が低い)

 主にこの3つの部分を決めることで、自ずとベストなフラット35(新規借入)の選択が見えてくると思います。

 物件価格が4000万円だと、以下の通りとなりました。

 タイプ別の「フラット35 おすすめ銀行」はこれだ!
 (1)頭金20%の場合  アルヒ(スーパーフラット)
 (2)頭金10%の場合  優良住宅ローン
 (3)頭金ゼロの場合  「毎月返済額が最安」 住信SBIネット銀行
 「最初の支払いが最安」 優良住宅ローン
 「バランスいい」 楽天銀行
 (4)団信なしの場合  「頭金20%」 アルヒ(スーパーフラット)
 「頭金10%、なし」 アルヒ楽天銀行
 ※物件価格4000万円、借入期間35年で借りた場合を試算。

 参考にしてみてください。

【関連記事はこちら!】
⇒「住宅ローン『実質金利』ランキング(35年固定、新規借入)」

■全期間固定住宅ローン「スーパーフラット」(アルヒ)の概要
金利 ⇒「アルヒ」詳細ページを見る
無料団信の保障範囲 なし
オプション保険[保険料] 死亡・高度障害(金利を0.3%上乗せ)
事務手数料(税込) 借入額×2.16%
【アルヒのポイント】SBIモーゲージから社名変更した住宅ローン専門の金融機関。フラット35の実行件数ナンバー1で、全国の店舗で相談可能。金利は業界最低だが、手数料は2.16%と比較的高め。事前審査は最短で当日、本審査は最短3営業日のスピード審査が特徴。
アルヒの公式サイトはこちら
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※借入金額2500万円、借り入れ期間30年(詳細な条件は表組の下に記載)
順位 銀行名 <商品名>
実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 ◆住信SBIネット銀行 <通期引下げプラン 変動金利>
0.596%
全疾病保障付き
0.447% 0円 借入額×2.16%
【住信SBIネット銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
三井住友信託銀行とSBIホールディングスが設立したネット銀行で、表面金利の低さではトップクラス。借り換えを重視しており、変動金利(通気引き下げプラン)は、新規借入よりも金利を低く設定している。また、通常の団信に加えて、全疾病保障(8疾病+病気・ケガ)を無料で付帯しているので、魅力的だ。女性には、がんと診断されると30万円が支給される保障も無料で付けている。
【関連記事】[住信SBIネット銀行の住宅ローンの金利・手数料は?] 変動金利・固定金利ともに低い金利水準!保証料や繰上返済だけでなく、全疾病保障も無料
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0.447% 0円 借入額×2.16%
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【関連記事】[SBIマネープラザの住宅ローンの金利・手数料は?]窓口相談でも、ネット銀行並みの低金利を実現!さらに全疾病保障が無料という充実の保障体制
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3位 ◆楽天銀行 <変動金利(固定特約付き)変動金利>
0.596% 0.507% 0円 32.4万円
【楽天銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
事務手数料は一律32万4000円で、他のネット銀行の多くが採用する借入額×2.16%に比べると、借入金額が多いほど割安になる。また、諸費用の一部を借入金額に含めることもできる。事前審査の結果は最短で翌日、本審査は3~4日で回答する。店舗に行かず契約が可能。
4位 ◆りそな銀行 <WEB限定借換ローン(全期間型)変動金利>
0.598% 0.440% 0円 借入額×2.16%+3.24万円
【りそな銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
大手銀行の一角で住宅ローンの獲得に積極的。特に借り換えに力を入れており、変動金利でも新規借入より金利を低く設定している。WEB限定商品は、他の商品と違って諸経費が割高だが、それでも競争力がある。オプションとして、16の特定状態・所定の要介護状態を保障する新しいタイプの団体信用生命保険を提供している。
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5位 ◆カブドットコム証券 <三菱東京UFJネット住宅ローン 変動金利>
0.639% 0.490% 0円 借入額×2.16%
【カブドットコム証券の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
同じグループである三菱東京UFJ銀行のカブドットコム証券専用住宅ローンを販売する。ネット専用商品ならではの低金利を実現しており、保証料もかからないので、実質金利は低い。事前審査から契約まで窓口に行く手間がないのは便利だ。
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6位 ◆じぶん銀行 <全期間引下げプラン 変動金利>
0.646%
がん50%保障付き
0.497% 0円 借入額×2.16%
【じぶん銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
三菱東京UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行。変動金利の競争力が高く、業界トップクラスの低金利となっている。がんと診断されると住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信」が無料付帯
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6位
◆au住宅ローン <KDDI 全期間引下げプラン 変動金利>
0.646%
がん50%保障付き
0.497%
0円
借入額×2.16%
【au住宅ローンのメリット・おすすめポイント
携帯電話のauユーザーが、じぶん銀行が提供する「au住宅ローン」を借りると、毎月500円分キャッシュバック(チャージ)されるという特典が付いている。特典は最大3万円分(5年間)受け取れる。じぶん銀行の住宅ローンは変動金利の競争力があり、トップクラスの低金利だ。また、がんと診断されると住宅ローン残高が50%になる疾病保障「がん50%保障団信」が無料で付いているので安心感が高い。KDDIがじぶん銀行の代理店となり販売している。
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