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脳梗塞は夏に多い、1日で消える「しびれ・マヒ」を侮るな!

工藤 渉
【第67回】

脳梗塞は夏に起こりやすい
兆しを見逃さず、早めの対処を

 脳梗塞の予防法は他の多くの病気、とくに生活習慣病と同じである。栄養のバランスの取れた食事、カロリーコントロール、適度な運動、十分な睡眠などだ。ただこれだけのことがいかに難しいかはご存じのとおりで、脳梗塞は日本人の死因上位にランクインし続けている。

 なお夏に脳梗塞が起こりやすいのは、脱水症状に陥りやすい季節だから。国立循環器病研究センターが5年前の「節電の夏」に発した警告によれば、夏には汗を多くかくため、それに見合った量の水分を補給していないと、脱水症状になり血液がいわゆる「ドロドロ状態」となるという。その結果、血管が詰まりやすくなるのだ。

 夏に限らず水分補給は大切で、「寝る前に一杯、起きてから一杯」の水を習慣づけようとの声もある。科学的には効果が疑わしい「ナントカ水」の類が効いてしまうのは、暗示効果もあるが、それまで水分をあまり摂ってこなかった人に水分補給の習慣がつくからとの説もあるくらいだ。

 どんなに健康的な生活を送っていても、運のせいで、体質のせいで、あるいは老化のせいで病気は襲ってくる。兆候を見逃さず早めの対処ができればそれにこしたことはない。特に後遺症が心配な脳梗塞にはそれが大切で、本年の脳卒中週間のテーマでもある。

 脳梗塞の前兆として最も知られているのが「一過性脳虚血発作」だ。片方の手と足に力がはいらなくなる、顔の半分や体の半分がしびれる、ろれつがまわらなくなる、言葉がでなくなる、視野が欠ける、めまいがする、ふらつくなどがその症状だ。

 「一過性」の名のとおり数分から長くても24時間以内に症状は収まってしまうので、受診することなく終わってしまう人も多い。だが放置すると約2割の人は数年以内に脳梗塞を発症してしまうという。

 問題は症状が現れた時点では一過性脳虚血発作と本物の脳梗塞との区別がつかないことだ。つまり「症状が落ち着くまで待つ」という冷静な態度はかえって危険なのだ。このような場合、専門家も「すぐに救急車を呼び専門医を受診する」ことを勧めている。まひやしびれ、めまいの類は危険な兆候で、「小指のケガで救急車を呼んだ」などという迷惑な笑い話とはわけが違う。冷静でいてはいけない場面、遠慮していてはいけない場面は確かにあるのだ。

(ライター/工藤 渉)

参考URL:

厚生労働省 脳血管障害・脳卒中
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-006.html

厚生労働省 脳卒中
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-069.html

日本生活習慣病予防協会 脳梗塞
http://www.seikatsusyukanbyo.com/guide/cerebral-infarction.php

日本脳卒中協会
http://www.jsa-web.org/

田辺三菱製薬 No! 梗塞net
http://no-kosoku.net/index.html

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