[北京 22日 ロイター] - 中国共産党機関紙「人民日報」系の環球時報は22日、中国当局が米中央情報局(CIA)の情報提供者を最多で20人殺害・拘束していたとの一部報道にからみ、当局のスパイ防止活動を称賛する記事を掲載した。

20日付の米ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙は、中国当局は2010―12年にCIAへ情報を提供した人物を少なくとも12人殺害したと報じた。

これに対し環球時報は「報道が事実であれば、わが国のスパイ防止活動をたたえたい。CIAの諜報活動ネットワークが解体されただけでなく、米政府は何が起きたのか、ネットワークのどの部分に問題が起きたのかを理解できていなかった」と主張。「完全な勝利と呼べるだろう。CIAがわが国で再びネットワークを構築しようとしても、同じ結果になるだろうということを意味する」と指摘した。

NYタイムズ紙の報道には間違いもあると指摘。「1人の情報提供者が政府庁舎の中庭で狙撃されたというのはまったくのでっち上げだ。イデオロギーに基づいた米国スタイルの想像の産物である可能性が極めて高い」とした。

中国政府は報道に対し反応していない。