ハーバード生に共通すること

 ハーバード生に共通して言えることは、
 質問も答えも、要点ズバリ、とても短いのです。
 どのくらい短いかというと、たとえば、1時間の講演を聞いてすぐに感想を述べたとしましょう。
 それを1文(ワン・センテンス)でやってのけます。
 しかも、よくぞそこまで推敲して核心部分だけ取り出して、さらに問題提起までしているな、というレベルです。

 質問もとても短いです。1文です。
 そのほうが、相手が質問に答えやすくなるのです。

 すべては相手に対する思いやりと、自分の時間を大切にする気持ちです。
 恋人同士がまったりとすごすのなら話は別ですが、ダラダラとしゃべっていては、相手の貴重な時間が削られることに。

ハーバード生が
「質問と答えを絶えず繰り返していた」事実

 これは一昼夜ではできません。
 ハーバード生は家庭で小さい頃から、質問と答えを絶えず繰り返していたのです。
 だから、コミュニケーションがスムーズなのです。

 質問と答えを何度も繰り返していると、質問と答えの達人になれます。

 お子さんに質問するだけではなく、反対に、お子さんからも質問が出るはずです。
「パパはなぜ時々自転車で会社に行くの?」
「ママは何曜日が一番好き?」

 親の答え方をお子さんはよく聞いています。
 しぐさや口ぶりも、何もかも。
「いいからさっさと食べなさい。」
「そうだなあ、なぜかなあ。」
 などとすませていたら、最初のロールモデルであるべき親から、子どもは何も学べません。

 ぜひ、お子さんが目を輝かせるような、ステキな答えを用意してください。
 多少のホラはOKです。