大容量バッテリー搭載のZenFone 3 MaxとRAIJIN、逆に小型ながらハイスペックなAQUOS SERIE miniの3機種を比較しているスマホ定点観測。片手操作の多いスピードチェックで有利な機種は……やっぱりコンパクトなスマホ?

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ZenFone 3 Max(5.2型)
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AQUOS SERIE mini
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RAIJIN

初回は一長一短で引き分け、2回戦の決め手は?

 スタミナ重視で選ぶなら、大容量バッテリー搭載機種か、それとも消費電力が小さそうな小型スマホか、そんなテーマで比較している今回のスマホ定点観測。使用しているスマホはASUS「ZenFone 3 Max(5.2型)」、au/シャープ「AQUOS SERIE mini SHV38」、FREETEL「RAIJIN」だ。

 前回はスペックならAQUOS SERIE miniとRAIJIN、料金ならZenFone 3 Maxという結果。3機種とも一長一短で引き分けとした。まずはそんな前回のスペックのおさらい。

 今回はスピードチェック。スマホ本体のスペックと片手操作時のサイズ感が大きな影響を与えるはず。となると、コンパクトなAQUOS SERIE miniが有利に思えるが果たしてどうなるだろうか。

ベンチマークアプリ2本ではAQUOS SERIE miniが確実にリード

 最初はベンチマークアプリの「AnTuTu」と「3Dmark」を使用して、そのスコアを比較する。それぞれ3回ずつ計測し、その最高値を掲載している。

 まずは「AnTuTu」の結果。

 8コアのSnapdragon 617を搭載するAQUOS SERIE miniが事前の予想とおりにリードしている。トータルスコアのほか、3D、CPU、RAMのスコアでもトップ。RAIJINはMediaTek製の8コアCPUで少しずつAQUOSを下回るが、UXだけは上回った。4コアCPUのZenFone 3 Maxはさすがに苦しい戦い。

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ZenFone 3 Max(5.2型)
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AQUOS SERIE mini
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RAIJIN

 続いてグラフィック関連のベンチマークで定評のある「3Dmark」。

 こちらはAQUOS SERIE miniが3スコアで常にトップ。RAIJINはわずかな差で常に2位という展開。ZenFone 3 Maxは数字上はかなり離されている。

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ZenFone 3 Max(5.2型)
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AQUOS SERIE mini
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RAIJIN

スクロールチェックでもAQUOS SERIE mini、RAIJINの順

 さらに実際に操作してのテスト。まずは片手操作でスクロール。同じGoogleアカウントを使い、500通のGmailをあらかじめ受信、上から下までスクロールを行い、500通目に達する時間を競う。各機種3回テストを行い、最速タイムと平均タイムを求めた。なお、計測はストップウォッチを使い、手動で行なった。

 ここでもAQUOS SERIE miniが最速、平均タイムともにトップ。スペックが高いだけでなく、小型なので片手操作もしやすい。途中の表示を省略するためか、ぎこちない動きが見られるときもあるがとにかく速い。スクロールのアニメーションが速過ぎてメールの日時が見られないほど。あえてゆっくり動かすくらいでちょうどいい。

 2位は意外なことに5.5型で大きく重いRAIJIN。滑らかな動きで気持ちいい。とくにぎこちない動きになることも無い。ただし計測タイムは3~7秒台とムラがある。

 3位にはZenFone 3 Max。とはいえ遅いという印象は受けない。RAIJINと比べると計測タイムは4~5秒台でムラが少ない。スクロール時はスピーディーで滑らか。あまり途中の表示が省略されていない印象を受けた。

文字入力は最速がAQUOS、平均タイムではZenFoneがリード

 片手操作で文字入力のテストも行った。Gmailアプリの新規作成画面を使用。下記のいつもの文章を3回入力する。

「お世話になっております。ライターの小林です。明日の13時にASCII.jpの件、よろしくお願いいたします。」

 フリック入力で行なうため、ZenFone 3 MaxはATOKのジェスチャー入力をフリック入力(ケータイ入力も有効)に変更している。

 最速タイムは最もコンパクトなAQUOS SERIE miniでこれは予想どおり。キーボード全体に指が届き、端末も握りやすい。ただし最近は筆者も5型以上のスマホを使っているだけにキーボードがやや狭く感じた。漢字変換もS-Shoinに慣れていないせいか、最初はぎこちない操作に。だが慣れてしまえば一気にタイムは縮み、まだ速くなる余地がある。

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ZenFone 3 Max(5.2型)
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AQUOS SERIE mini
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 平均タイムでトップになったのはZenFone 3 Max。本体や画面が大きいとはいえ片手操作が可能。ただしホールド性は不安定で滑りやすいため、指の位置がずれがちなのがネック。薄手のケースを装着すればしっかり握れてタイムは縮みそう。

 RAIJINはやはり片手での文字入力には重すぎ、大きすぎるという印象。それでもなんとか片手操作は可能。とはいえボタンが遠過ぎて持ち直したり、別のボタンを押してしまったりと散々だった。基本は両手で文字入力するのが自然だろう。


AQUOS SERIE miniがリードし続け1勝

 今回は文句なしにAQUOS SERIE miniの勝利! スペックが高いのでベンチマークでも高スコア。サクサク動き、片手操作しやすく、無理なく使えた。

 RAIJINは大型で重量感もあるスマホにしては健闘した印象。片手操作でのスクロールが普通に操作できたうえ、文字入力もなんとか可能ではあった。

 ZenFone 3 Maxも片手操作という面では自然に使えてストレスはない。ただしスペックの低さがどうしてもベンチマークテストで足を引っ張った。そのぶん端末は安価なのでニーズもあるはず。

 次回はカメラチェック。スタミナ重視ということでカメラにはあまり注目されないかもしれないが、使い勝手や画質はどうだろうか。まだまだ勝負の行方はわからないのでお楽しみに。