[22日 ロイター] - <為替> ユーロが対ドルで6カ月半ぶりの高値に上昇。メルケル独首相が欧州中央銀行(ECB)の金融緩和政策により「弱過ぎる」ユーロがドイツの貿易黒字を押し上げていると発言したことが背景。これを受けて、今週開催される主要7カ国(G7)首脳会議で、米政府がドイツの貿易黒字問題について一段の対処を求める一方、ドイツは欧州中央銀行(ECB)に対し緩和解除への圧力を強めるのではないかとの観測が広がっている。

外為市場:[USD/J]

<ロンドン株式市場> 続伸。FT100種<.FTSE>は国際的に事業を展開する銘柄が多く、ポンド安が追い風となった。

ポンドは投資家にとって心理的な節目となる1ポンド=1.30ドルを割り込んだ。英国のメイ首相率いる保守党が発表したマニフェスト(選挙公約)が不評で、週末の2つの世論調査で保守党の野党・労働党に対するリードが縮小した。ポンドはこれまで6月8日の英総選挙で保守党が圧勝するとの見方から買われてきたが、世論調査の結果などを受けて売られた。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> ほぼ横ばい。スペインの政治の先行き懸念が市場心理を悪化させたが、企業の合併・買収(M&A)活動に対する期待が相場を下支えした。

スペインの最大野党である社会労働党の党首に、与党の国民党の政策に強く反対するペドロ・サンチェス氏が復帰し、国民党が議会で法案を通す上で必要なる野党の支持を得ることが難しくなったとの見方が広がった。

スペインのIBEX指数<.IBEX>は0.39%低下した。政治に左右されやすい金融株が最も値を下げ、バンキア<BKIA.MC>とサンタンデール<SAN.MC>、バンコ・ポピュラール<POP.MC>は1.3%から3.2%下落した。

スイスの化学メーカー、クラリアント<CLN.S>は3.5%高。米同業のハンツマン<HUN.N>との合併を発表したことが好感された。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> スペイン国債利回りが上昇した。

左派系野党、社会労働党の党首に、緊縮策反対派の急先鋒(せんぽう)、ペドロ・サンチェス氏が復帰し、政治の行き詰まりや総選挙実施リスクが高まったと受け止められた。

10年債利回り<ES10YT=TWEB>は一時、5ベーシスポイント(bp)上昇して5営業日ぶり高水準の1.61%を記録した。

他の域内債券利回りの上げ幅は2─3bpにとどまった。スペインとドイツ<DE10YT=TWEB>の国債利回り格差は、124bpと約3週間ぶりの水準に拡大する場面もあった。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]