[ニューヨーク 23日 ロイター] - 23日終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して上昇した。24日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控え、米連邦準備理事会(FRB)が6月に利上げに踏み切るとの見方から、前日まで軟調だったドルが買い戻された。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は終盤、0.43%高の97.405。前日には約6カ月半ぶりの低水準に下落していた。

ユーロ/ドル<EUR=>は0.54%安の1.1175ドル。一時は昨年11月9日以来の高値となる1.1267ドルまで上昇していた。

ドルの下落に賭けていた一部のトレーダーが最近のドル急落を受け、利益確定のためドルを買い戻した。

オアンダ(トロント)のシニア通貨アナリスト、アルフォンソ・エスパルサ氏は「一部の通貨ペアには利益確定の動きが少々見られた」と述べた。

ムニューシン米財務長官は23日、税制改革は年内の成立を希望するが、8月以降になるとの見通しを示した。また、トランプ政権は予算案について、資本投資の促進や雇用創出を呼び込む形で経済成長を後押しすると考えていると説明した。

エスパルサ氏は、トレーダーは24日公表されるFOMC議事要旨でFRBが6月に利上げするかどうかを示す手掛かりを見極めようとしていると話した。

欧州では、5月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値や、過去最高を記録したドイツのIFO業況指数など、好調な経済指標が相次いだにもかかわらず、ユーロは軟調に転じた。

エスパルサ氏は「英国の総選挙と欧州連合(EU)離脱を巡っては依然として大きな疑問が残り、ユーロの上値を抑えるだろう」と語った。

一方、ポンド/ドルは0.25%安の1.2965ドル。投資家は、英マンチェスターで起きた爆発事件で中断される形となった選挙戦の動向を見極める意向だ。

ドル/円 NY終値 111.77/111.80

始値 111.24

高値 111.85

安値 110.99

ユーロ/ドル NY終値 1.1182/1.1185

始値 1.1237

高値 1.1248

安値 1.1176

(表はロイターデータに基づいています)