5月22日、米自動車大手フォード・モーターは、マーク・フィールズCEOが退任して自動運転車開発子会社の会長を務めるジェームズ・ハケット氏(左)が後任に就くと発表したが、低迷する株価がトップ交代を機に持ち直すかどうかは不透明だ。写真右は、ビル・フォード会長。ミシガン州で撮影(2017年 ロイター/Rebecca Cook)

[ニューヨーク 22日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーターは、マーク・フィールズ最高経営責任者(CEO)が退任して自動運転車開発子会社の会長を務めるジェームズ・ハケット氏が後任に就くと発表したが、低迷する株価がトップ交代を機に持ち直すかどうかは不透明だ。

 CEO交代が発表された22日にフォード株は2.1%上昇した。ただ、S&P総合500種全体が0.5%上げた中で、フォードの上げ幅は比較的緩やかだった。

 フォード株は過去1年間で16%近く下落。販売不振や、自動運転車の普及に伴い今後は従来型車の需要が落ち込むとの懸念が重しになった。

 S&P500種は過去1年間に17%近く上昇。ライバルのゼネラル・モーターズ(GM)は8%程度の上昇で、電気自動車(EV)テスラの上昇率は41%近くに達している。

 ホッジズ・キャピタルのアナリスト、グレー・ブラッドショー氏は「株価を動かすような材料はまったく見当たらない」と指摘。CEOが交代しても自動車業界が直面する構造的な問題は解決しないと冷ややかな見方を示した。

 その上で「GMも状況は同じだ。テスラには人々を熱狂させ、どうしても買いたいと思わせる車があるが、フォードやGMにはない」と述べた。