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不人気だろうと、結果は出した
W杯出場を決めた岡田監督の手腕

相沢光一 [スポーツライター]
【第58回】 2009年6月9日
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 岡田ジャパンが4大会連続となるワールドカップ出場を決めた。

 出場決定がかかった日本―ウズベキスタン戦の地上波(テレビ朝日.関東地区)での平均視聴率は24.4%。最近のスポーツ中継ではなかなかの高視聴率だ。

 ちなみに現時点での今年のスポーツ中継の最高平均視聴率はWBCの第二ラウンド.日本―韓国戦の40.1%で、WBCでは他に30%を上まわる試合が3試合あった。これに次ぐのが箱根駅伝(復路)の27.5%。スポーツイベント別で見ると最終予選(ウズベキスタン戦)は3位に当たる。

 とはいえ過去のワールドカップ出場決定試合と比較すると低い。前回の2006年ドイツ大会への出場が決まった05年の日本―北朝鮮戦は43.4%だったし、1998年フランス大会への初出場を決めた97年の日本―イラン戦は47.9%だった。12年前、岡野雅行が決勝ゴールを決めたシーン(ジョホールバルの歓喜)は国民の約半数が見た。が、今回、日本代表に声援を送っていたのは4人に1人になってしまったことになる。

日本代表の人気低下が
視聴率にも影響か

 要因はいくつか考えられる。

 まず国民の「慣れ」。日本は3大会連続で出場しており、ワールドカップ出場はすでに夢ではなくなった。熱烈に応援しなければならない対象ではなくなってしまったのだ。

 状況の違いもある。97年の時は悲願の初出場がかかっていたうえ、負ければ終わりという崖っぷち状態だった。また、05年の出場決定試合はまだ余裕があったが、相手は何かと因縁のある北朝鮮。負けられないという意識があった。

 それに対して今回は順調に勝点を積み上げ、仮にこの試合で負けてもあと2試合チャンスが残っていた。また、相手は馴染みの薄いウズベキスタンで難敵というイメージも持ちにくかった。

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相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


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