[東京 25日 ロイター] - 正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ややドル高/円安の111.59/61円だった。前日に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を消化しながらも、明確な方向感は出なかった。

朝方にドル/円は111.50円付近を推移していたが、米10年債利回りがじわりと持ち直すのを眺めてじりじり上昇した。五・十日に当たり、仲値公示にかけてはドル買いが優勢だったもよう。もっとも、実需筋の取引は「通常の五・十日ほどには膨らまなかった」(国内金融機関)という。

その後は、株価が上げ幅を拡大すると一時111.70円に強含む場面があったが、米長期金利が上げ渋り、111円半ばに押し戻された。

当面のドル/円は、111円台を軸に方向感のない動きが続きそうだとの見方が出ている。111円前半から110円後半では、引き続き国内勢のドル買い興味が観測される一方、上昇局面では前日も112円台にしっかり乗せられなかったとして、上値の重さも確認されたとみられている。

きょうは石油輸出国機構(OPEC)総会が予定され、外為市場でも減産延長議論の行方に関心が寄せられている。

市場では、各国が前向きな姿勢を見せている減産の9カ月延長の織り込みが進んでいる。一部では減産幅拡大への思惑も聞かれる。総会の結果を好感して原油価格が上昇すれば「リスク選好の円売りが出そうだ」(国内金融機関)との思惑もある。