[トロント 24日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のカプラン総裁は24日、カナダとメキシコとの貿易関係が米国の競争力に寄与すると「非常に強く」感じていると述べた。

カナダのトロントで「これらの関係を危うくしたくない。米国の雇用を失うことになる」と語り、貿易協定を巡る問題に建設的に対処することを望むとした。

金融政策については、2017年の利上げは計3回になると改めて予想した。

米労働市場にはそれほど多くの緩みは残されていないとも指摘した。

FRBの決定は客観的な分析に基づくとし、「批判によって意思決定や任務遂行の仕方を変えることはない」と強調、「政治的な考慮は排除し、政治的圧力に動かされることは決してない」と言明した。

米経済成長率はトランプ政権が想定している3%よりも低くなるとの見通しを示し、成長を加速させるためには高齢化など構造的な問題に対処する必要があると指摘した。

トランプ大統領が掲げる政策は実現が不透明なため、自身の経済見通しには反映させていないとした。その上で、大統領が提案している規制の見直しやインフラ投資は成長を押し上げる可能性があるとの見方を示した。

ただ、大統領が流入抑制を訴える移民に関しては、米経済成長が過去と比べて鈍化している1つの要因とされる人口増加の減速を和らげる一助になると述べた。