5月24日、トランプ米政権の予算教書が示す財政政策によって、実際のGDP実質成長率が政権の期待通り3%に高まったとしても、政府が借り入れで負担するコストは想定外に増大する公算が大きい。写真はワシントンで2015年9月撮影(2017年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 24日 ロイター] - トランプ米政権が議会に提出した予算教書が示す財政政策によって、実際の国内総生産(GDP)実質成長率が政権の期待通り3%に高まったとしても、政府が借り入れで負担するコストは想定外に増大する公算が大きい。金利が跳ね上がるため、企業や家計が支出を抑えて肝心の成長が鈍化し、政権が目指す長期的な財政赤字削減にも支障をきたしかねない。

 エコノミストによると、経済成長率と米10年国債利回り(長期金利)には、ざっくりとしているが直接的な相関性がある。もし実質成長率が加速して持続的に3%ペースで推移するようになれば、長期金利は政権が想定する3.8%をはるかに超え、過去のケースに基づけば恐らく5%に向かってもおかしくない。

 そうなると米連邦準備理事会(FRB)は、これまでの緩やかで漸進的な利上げという方針を抜本的に見直す必要が出てくる。