2017年5月時点での人気SIMフリースマホのスペックと機能を全紹介する本特集。第5回は番外編的にLTE対応SIMフリータブレットをまとめてお届けする。

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新型iPadはLTE対応モデルでも5万円台。豊富なタブレット対応アプリやリセールバリューでAndroidタブを上回っているので割高とは必ずしも言いにくくなった

 とはいえ、タブレットへの注目度が下がり、SIMフリーのAndroidタブレットは新製品が少なくなっているのも確か。しかし、昨年後半に登場した、2万円台前半で購入できるファーウェイの2モデルは性能と価格のバランスでいまだ高い人気。またASUSからは、スペックが高く、画面の縦横比が4:3という点にも魅力の製品がある。

 そしてもちろん忘れてはいけないのが、iPad。特に3月に登場した新型「iPad」は価格面にも注力されたモデルとなった。LTE対応のSIMフリー版は5万円台後半からだが、アプリの充実度、OSバージョンアップなどのサポート、そしてリセールバリューを考えれば、実は割高感はないとも言える。

人気SIMフリースマホ
【高コスパなAndroidか5万円台からのiPadか タブレット編】

●ファーウェイ「MediaPad T2 8 Pro
●ファーウェイ「MediaPad T2 7.0 Pro
●ファーウェイ「MediaPad M3
●ファーウェイ「MediaPad T1 7.0 LTE
●ASUS「ZenPad 3 8.0
●ASUS「ZenPad 3S 10 LTE
新iPad、iPad mini 4、iPad Pro 12.9、iPad Pro 9.7

電子雑誌読み放題サービスにも適したLTE対応8型タブが
2万円台前半で登場! ファーウェイ「MediaPad T2 8 Pro」

 後述する7型モデルとともに、高解像度ディスプレーを含めて、なかなかの性能を持ちながら、2万円前半で購入できることが話題のファーウェイ製SIMフリータブ。まず紹介するのは8型の「MediaPad T2 8 Pro」だ。

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通勤中の車内などでもギリギリ片手で持って電子書籍やSNSなどを楽しめるサイズと言える「MediaPad T2 8 Pro」

 7型と8型、数字の比較だけでは差は小さいように見えるが、実際の使い勝手では結構な違いがある。特に8型のメリットを感じるのが、電子雑誌を表示した際。1ページを画面全体に表示させていてもテキストはギリギリ読むことができる。最近人気の雑誌読み放題サービスを外出時に楽しむのにも適した1台だ。もちろん持ち運びのしやすさでは7型が上なので、自分の使い方で選ぶといいだろう。

 1920×1200ドットの8型液晶、オクタコアのSnapdragon 615、2GBメモリー、16GBストレージ、4800mAhバッテリー、Android 6.0など。ディスプレー以外の性能的はそこそこといった感じだが、値段を考えるとコスパは高い。なお、通話機能にも対応するほか、au系のデータSIMでも利用可能(通話は不可)だ。

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メタルフレームがアクセントになっている。重量は340gとやや重め。microSIM/microSDスロットは側面に。auのネットワークにも対応する

フルHDオーバーの液晶に指紋センサーまで搭載
それで2万円台前半! ファーウェイ「MediaPad T2 7.0 Pro」

 タブレットの中でも最もコンパクトな7型クラス。持ち運んで手軽に使えるサイズだからこそ、LTE搭載モデルが欲しいところ。その貴重なSIMフリー機が「MediaPad T2 7.0 Pro」で、すっかりロングセラーとなっている製品だ。

 実売で2万円台前半の価格ながら、1920×1200ドットという高解像度液晶を採用。さらにオクタコアCPU(Snapdragon 615)、2GBメモリー、16GBストレージに加え、ワンタッチでロック解除が可能な指紋センサーまで搭載するので、出先でもセキュリティーを高めつつ、しかもすぐに使い始められるのがうれしい。

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なにより価格に驚きの「MediaPad T2 7.0 Pro」。LTE対応の小型Androidタブの基準になる?

 デザイン的にもメタル筐体を採用し、厚み8.2mm、重量は約250gと薄型軽量。それでいてバッテリー容量は4360mAhと大きめ。さらに通話機能にも対応しているので、このサイズが気にならないなら、1台持ちでの運用も可能。カラバリもホワイト、ブルー、ゴールドの3色。特にブルーは側面まで青で、なかなかインパクトがある。

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持ち運びしやすいサイズのうえに、指紋センサーも搭載することでセキュリティーを確保している

音と画面にこだわったプレミアムなSIMフリータブ
ファーウェイ「MediaPad M3」

 「MediaPad M3」は、ファーウェイのSIMフリータブの中でも、サウンドと高画質のディスプレーにこだわったというプレミアムモデル。シルバーのスタンダードモデルとゴールドのプレミアムモデルがあり、ストレージ容量が異なるほか、後者にはM3専用設計というAKG製イヤホンも付属する。

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プレミアム感のあるメタル筐体を採用。指紋センサーはホームボタンに一体化されている

 スペックも当然高く、8.4型液晶の画面解像度は2560×1600ドット、CPUは高性能なKirin 950(2.3GHz+1.8GHz、オクタコア)、4GBメモリー、32 or 64GBストレージ、5100mAhバッテリーなど。タッチ式の指紋センサーも搭載する。

 サウンド面では、旭化成エレクトロニクス(AKM)製のD/Aコンバーターを搭載するほか、米ハーマン社がサウンドチューニングを担当。端末の上下部に1W×2のスピーカーが設置されている。横画面ではステレオサウンドを楽しめるほか、縦画面でも左右をミックスしての再生をしてくれる。ディスプレーも独自の最適化技術「ClariVu」によって、利用している場面に合わせた表示に自動的に切り替わる。

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本体上下に大型のスピーカーを搭載。電子書籍の読書時にブルーライトをカットする機能も

 価格も若干下がったほか、OSも6月下旬にAndroid 7.0にアップデート予定と、性能的にはまだまだ通用する内容。家でも外でも音楽や写真をじっくり楽しみたい人にオススメの1台だ。

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こちらは上位のゴールドモデル

1万円強からのLTE対応タブレット
ファーウェイ「MediaPad T1 7.0 LTE」

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外観、性能ともにシンプル。その分、安価なのが魅力だ

 ファーウェイはさらにエントリークラスのLTE対応タブレットも用意している。1024×600ドットの7型液晶を搭載する「MediaPad T1 7.0 LTE」は、税抜1万円強のシルバーと約1万4000円のゴールドの2モデルを用意している。

 実際の端末を見てみると、非常にシンプルなデザインで、性能も価格相応の感はあるが、SNSやメールのチェック、キーワード検索などには問題なく利用できる。また、LTEの対応バンドも1/3/8/19/41と、ドコモ系SIMとの組み合わせも問題ないほか、通話機能にも対応する。

 とにかく安価なのが魅力なので、格安SIMと組み合わせて、家族や子供用にも良さそうだ。

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カラバリは2色でメモリー/ストレージのスペックが異なる

4:3の縦横比で電子書籍の表示に適している
ASUSの高性能タブ「ZenPad 3 8.0」

 ASUSの高性能SIMフリータブレット「ZenPad 3 8.0」は、iPadシリーズと同じ4:3の縦横比の画面と、ハイスペックが売りの1台。特にコミックや雑誌など、固定レイアウトの電子書籍に適したモデルと言える。

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4:3の高解像度ディスプレーが電子書籍向けと言える「ZenPad 3 8.0」。背面は滑りにくい処理が施されている

 主なスペックは、ディスプレーは2048×1536ドットの7.9型液晶、Cortex-A72ベースの高性能コアも搭載したSnapdragon 650(6コア)、4GBメモリー、32GBストレージ、8メガカメラ(イン2メガ)、4680mAhバッテリー、Android 6.0など。ネットワーク面では2波のキャリアアグリゲーションにも対応している。7.57mm/320gという薄型軽量筐体も魅力だ。

希少な10型クラスのSIMフリータブレット
ASUS「ZenPad 3S 10 LTE」

 10型クラスのタブレットは自宅で使うことを前提にしたWi-Fiモデルが中心だが、「ZenPad 3S 10 LTE」は貴重なLTE対応のSIMフリー機だ。

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最近少ない10型のLTE対応モデル「ZenPad 3S 10 LTE」

 9.7型液晶(2048×1536ドット)を搭載する以外は、ZenPad 3 8.0と共通のスペックが多いが、縦横比4:3のディスプレーが電子書籍用途にはうれしい。横画面での見開き表示で特に威力を発揮しそうだ。また、画面下部のデュアルスピーカーに加え、ヘッドフォン使用時はバーチャルサラウンド再生に対応するなど、動画用途にも向いている。

価格重視なら、9.7型の新iPadだが、
さすがにそろそろ新製品に期待したい!?

 LTE対応&SIMフリーのタブレットと言えば、iPadももちろん人気だ。SIMフリー版iPhoneと同様に、対応周波数が非常に多く、国内3キャリアを含めて、海外での利用に圧倒的に便利なほか、タブレットに特化したアプリの充実度でもAndroid機と比較して、明らかに有利と言える。

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写真はiPad Pro 9.7。10.5型のiPad Proという噂もあるが、どうなる!?

 タブレット単体で利用するなら、3月に購入した新iPadが価格的にも魅力的。厚さ7.5mm、重量は478gと少し分厚く、重くなったが、実用的にはまったく問題はなく、それでいてSIMフリーのLTE版でも5万円台から用意されている。