時間がない方必見! スキマ時間勉強法

――時間の上手な使い方は、社会人でも多くの方が関心を寄せる点ですよね。お二人は、隙間時間をどのように使い東大に合格したのですか。

現役東大生二人が教える「東大に受かる時間術」とは?西岡壱誠(にしおか・いっせい)
東京大学2年生。1996年生まれ。東大輩出者ゼロの無名校でゲームにハマり、落ちこぼれ、学年ビリに。偏差値35の絶望的状況から一念発起して東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で、箸にも棒にもかからず不合格。崖っぷちの状況で「ゲーム式暗記術」を開発し、みるみるうちに偏差値が向上。東大模試第4位になり、奇跡の東大合格をはたす。著書に『現役東大生が教える「ゲーム式」暗記術』がある。

西岡 自宅から学校や会社への移動時間がある方にお勧めなのは、「単語マジカルバナナ」です。例えば、「今日の授業では“クレオパトラ”が出てきたな」と思い返し、「クレオパトラ」→「プトレマイオス朝」→「エジプト」と芋づる式に連想をしていくのです。これならば、満員電車の中でもトイレの中でもできます。思い出せないことは、参考書を開けるタイミングになって復習する。記憶できていない部分をチェックしておけば、自分が覚えにくいものなのだと意識できますね

綱島 まさに私も西岡さんと同じような勉強をしていました。私は高校2年生まで理系で、3年生で文転しました。入試は文系科目で受けますが、クラスは理系のまま。そのため、定期テストは理系科目で受けなければいけませんでした。メインの勉強時間は文系科目に当てたいので、通学で自転車を漕いでいる時間に授業で先生が話していたことを反芻する「セルフレクチャー」を毎日していました

西岡 必ずしも机に向かう時間だけが、勉強だとは思わない方がよいでしょうね。