22年前の年間収支の
赤字はわずか15万円!

 さて、本棚から出てきた古い家計調査年報のデータを見てみよう。昭和58年と直近を比較したかったのだが、この頃は「高齢無職夫婦(夫65歳以上、妻60歳以上)の家計収支」のカテゴリーがない(調査としてあったのかもしれないが、掲載はされていない)。

 当時は60歳から満額の年金が支給されていたので、年金生活は60歳から。「60歳以上の高齢世帯(夫婦ではない)」の収入には、夫が少し働いて得た収入や、夫婦以外の同居の家族の収入や支出も含まれているので、現在の調査とは連動性がない。昭和と比較できなくて、残念。

 比較できる資料の中で最も古いのは1994年のデータであった。2016年の収支と比べてみよう。

 グラフで目を引くのは、1994年の赤字額が少ないこと。年間収支は、2016年がマイナス66万円に対し、1994年はマイナス15万円で済んでいる。赤字額が少ない要因は、次の2つ。