[東京 30日 ロイター] - 稲田朋美防衛相は30日の閣議後会見で、北朝鮮が同日朝に公表した前日のものとみられるミサイル発射映像について、弾頭部に翼らしきものを確認したと語った。北朝鮮は国営放送を通じ、精密誘導装置でミサイルを制御したと発表しており、日本の防衛省は翼との関連など分析を進める。

稲田防衛相は「キャタピラ式の移動発射台から発射されており、ミサイルの弾頭部には操縦翼とみられるものが確認され、液体燃料方式のエンジンの特徴である直線状の炎が見て取れる」と語った。その上で「いかなる機能を持っているのか、専門的、総合的に分析する必要がある」と述べた。

一方で、新型ミサイルかどうかは結論づけていないとも指摘。「飛翔距離などから、スカッド系列の可能性があると現時点では分析している」と語った。

朝鮮中央通信(KCNA)は30日朝、弾道ミサイルの発射映像を公開し、新型の精密誘導装置や新しい移動式発射台の信頼性を確認することが目的だったと伝えた。29日のミサイル発射の映像かどうかは明らかにしていない。

北朝鮮は推定射程500キロ程度のスカッドとみられる29日のものを含め、3週連続で弾道ミサイルを発射している。稲田防衛相は「国際社会からの圧力の高まりに反発し、さらなる挑発行為に出る可能性もある」と述べた。