[30日 ロイター] - 30日のアジア取引で金相場は小幅上昇し、約1カ月ぶり高値を付けた。欧州の政治情勢を巡る緊張からリスク回避が先行した。

0349GMT(日本時間午後零時49分)現在、金現物<XAU=>は0.1%高の1オンス=1267.70ドル。一時は5月1日以来の高値となる1270.47ドルを付けた。

ニューヨ-ク金先物<GCcv1>はほぼ横ばいの1267.70ドル。

OANDAのシニアマーケットアナリスト、ジェフリー・ハレー氏は、投票間近の英総選挙を巡るリスクやイタリア総選挙前倒しの可能性、ギリシャ債務を巡る懸念が金相場を支えていると指摘した。

英総選挙を来週に控え、30日に公表された世論調査ではメイ首相率いる保守党の野党・労働党に対するリードが6ポイントに縮小。

イタリアでは、民主党党首のレンツィ前首相が総選挙はドイツと同時期の9月下旬の実施が妥当との見解を示すなど、前倒し選挙の可能性が高まっている。

ギリシャを巡っては、前週のユーロ圏財務相会合で同国への追加融資や同国の債務軽減について国際通貨基金(IMF)との間で合意に達することができなかった。