[東京 30日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日東京市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の110円後半だった。クロス円の下落に連れ安となり、午前の取引で111円を割り込んだ。下げ止まった後もロシアゲート疑惑が警戒され、戻りは鈍かった。

午後のドルは110円後半でもみ合った。日経平均がプラス圏に浮上する動きを見せる中、110.98円まで戻したものの、111円台を回復できなかった。市場では「ロシアゲート疑惑がくすぶる中では積極的にポジションを傾けづらい」(国内金融機関)との声が出ていた。

市場からは「欧州の政治リスクはフランス大統領選後にやや落ち着いたが、英国やイタリアなどで再燃する可能性が出てきた。休み明けのロンドン勢がどのように判断するか確かめたい」(外為アナリスト)との声が出ていた。

英国のメイ首相は29日、英スカイニュースとのインタビューで、欧州連合(EU)からの離脱を巡る交渉について、合意内容が十分でなければ、合意なしに離脱する用意があると表明した。

<午前のドルはクロス円の下落に連れ安>

朝方に高値111.29円をつけたドルは、午前10時半過ぎにかけて110.77円まで下落した。ユーロ/円や英ポンド/円などクロス円の下落に連れ安となったほか、海外ファンド勢にドル売りを浴びせられた。

月末の五・十日となるこの日は、実需ベースでは売り買い交錯だったとされるが、売りが若干上回ったもよう。

海外ファンド勢はドル売りが目立ったとされる一方、110.80円以下では投資家などのドル買いニーズがあり、ドルは正午までに下げ止まった。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在   110.91/93 1.1114/18 123.27/31       

午前9時現在   111.18/20 1.1127/31 123.72/76

前日東京午後5時 111.29/31 1.1179/80 124.41/45

(為替マーケットチーム)