[ニューヨーク 31日 ロイター] - 米国株式市場は小幅安。JPモルガン<JPM.N>とバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)<BAC.N>が厳しい業績見通しを示し、金融株が全般に売られた。半面、公益株や電気通信株などディフェンシブ銘柄は堅調だった。

JPモルガンは、ボラティリティ―の低下により第2・四半期のトレーディング収入が前年比15%減っていると発表。バンカメも今期のトレーディング収入が前年同期を10─12%下回るとの見通しを示した。

JPモルガンは2.1%安、バンカメは1.9%安で取引を終了。ゴールドマン・サックス<GS.N>は3.3%下落と、ダウ構成銘柄中で最大の下げとなった。

BMOグローバル・アセット・マネジメントの株式ヘッド、エルネスト・ラモス氏は「インフラ投資や規制緩和、税制改革などトランプ大統領が打ち出した政策はすべて、市場が当初見込んだ規模やペースでは進むことはないとみられている」と指摘。「上昇していた株式市場が下げに転じ、特に銀行株で顕著なのはこのためだ」とした。

トランプ大統領の政策への期待がしぼむ中、業績が景気動向に左右されにくいディフェンシブ株が全般に買われた。S&P公益株指数<.SPLRCU>は0.46%上昇。S&P電気通信サービス指数<.SPLRCL>は0.35%上げた。

S&Pエネルギー株指数<.SPNY>は0.4%下落。原油はナイジェリアやリビアの増産で石油輸出国機構(OPEC)主導の減産効果が損なわれるとの見方が広がり、下落した。

個別銘柄では、ファッション・ブランドのマイケル・コース・ホールディングス<KORS.N>が8.5%急落。業績悪化の見通しを示し、今後2年間に100店舗以上を閉鎖すると発表したことが嫌気された。

ジェネリック(後発医薬品)部門の売却を検討していると発表した特殊医薬品のマリンクロット<MNK.N>は1.2%下げた。

半面、四半期業績が予想を上回ったアナログ・デバイシズ<ADI.O>は1.1%高で取引を終えた。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所は上げ銘柄が下げ銘柄を上回り、比率は1.01対1だった。一方、ナスダックは下げ銘柄が上げ銘柄を上回り、比率は1.04対1だった。

米取引所の合算出来高は約78億5000万株で、直近20営業日の平均である67億2000万株を上回った。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 21008.65 -20.82 -0.10 21048.46 21051.70 20942.57 <.DJI>

前営業日終値 21029.47

ナスダック総合 6198.52 -4.67 -0.08 6221.63 6221.99 6164.07 <.IXIC>

前営業日終値 6203.19

S&P総合500種 2411.80 -1.11 -0.05 2415.63 2415.99 2403.59 <.SPX>

前営業日終値 2412.91

ダウ輸送株20種 9163.90 +0.24 0.00 <.DJT>

ダウ公共株15種 726.62 +3.89 +0.54 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1091.42 -0.03 0.00 <.SOX>

VIX指数 10.41 +0.03 +0.29 <.VIX>

S&P一般消費財 723.76 +1.78 +0.25 <.SPLRCD>

S&P素材 332.25 +1.07 +0.32 <.SPLRCM>

S&P工業 575.95 +1.02 +0.18 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 581.55 +1.38 +0.24 <.SPLRCS>

S&P金融 385.26 -3.10 -0.80 <.SPSY>

S&P不動産 196.25 -0.26 -0.13 <.SPLRCREC

>

S&Pエネルギー 479.19 -1.92 -0.40 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 877.55 +3.77 +0.43 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 158.76 +0.56 +0.35 <.SPLRCL>

S&P情報技術 966.84 -2.93 -0.30 <.SPLRCT>

S&P公益事業 271.69 +1.26 +0.46 <.SPLRCU>

NYSE出来高 14.50億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 19675 + 15 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物6月限 円建て 19670 + 10 大阪比 <0#NIY:>

(ロイターデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)