[東京 1日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比203円70銭高の1万9854円27銭となり、5日ぶりに反発した。前日の米国株が小幅安となり、為替も1ドル110円台後半で円高基調を維持するなど外部環境に手掛かり材料が乏しい中、序盤から買いが優勢となり、一時222円高となった。取引時間中としては5月16日以来、半月ぶりの高値を付けた。

日本株は「意外高の展開」(中堅証券)となった。「前日のMSCIによる指数銘柄の入れ替えに絡んだヘッジ売りポジションのアンワインドが入った」(国内証券トレーダー)との声が聞かれたほか、国内機関投資家や海外投資家の買い観測も出ている。

寄り付き前に財務省が発表した1日発表した2017年1─3月期の法人企業統計(金融業・保険業を除く)によると、設備投資額(ソフトウエアを含む)は全産業で前年比4.5%増となり、2期連続で増加した。「法人企業統計が強い内容となり、企業活動が活発化していることが意識されている」(大和証券シニアストラテジストの石黒英之氏)という。

一方、5月の中国製造業PMI(財新/マークイット)は49.6と、4月の50.3から低下。景気拡大と縮小の分かれ目となる50の水準を11カ月ぶりに下回ったことが投資家心理を冷ました。日経平均は上げ幅を縮小したものの、上海総合指数<.SSEC>の下げは限定的となっており、日本株は前引けにかけては高値圏でもみ合った。

東証1部騰落数は、値上がり1602銘柄に対し、値下がりが309銘柄、変わらずが102銘柄だった。