6月1日、ビットコインの乱高下が続く中、ドルや円などの通貨に影響が及ぶのかという点にも、関心が集まり出している。写真は香港の店舗で2014年2月撮影(2017年 ロイター/Bobby Yip)

[東京 1日 ロイター] - ビットコインの乱高下が続く中、ドルや円などの通貨に影響が及ぶのかという点にも、関心が集まり出している。みずほ証券・チーフ為替ストラテジスト、山本雅文氏は、現時点で相関性は薄いとみているが、ビットコインの上場投資信託(ETF)が組成され、機関投資家にとって投資対象としての魅力が高まれば、相関が生じる可能性があると分析している。

 ロイターの電話インタビューで語った。

 主なやり取りは以下の通り。

――人民元とビットコインの動きに相関性はあるか。

「ドル/人民元とビットコインは、相関があったといえる。トランプ相場でドル高・人民元安の思惑が高まった。しかし、中国でドルの買い入れは1年間5万ドルまでと制限されている。このため規制の影響を受けないビットコインに需要がシフトしたことが、相場急騰の一因だろう。ビットコインがドルの代替とみなされる中で、人民元安が対ドル、対ビットコインで進んだ」

――逆にビットコインの変動が、人民元に影響を与えることはあるか。

「将来的にその可能性は、ゼロではない。例えば、ビットコイン価格が上昇するなか、人民元をビットコインに換えようとして、人民元を売る動きが強まることもあるかもしれない。ただ、現時点では、人民元とビットコインの相関の起点は、あくまで人民元安だ。今のところ、ビットコインは為替相場の重要な変動要因にはなっていない」