[ニューヨーク 1日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが円やユーロ、スイスフランといった主要通貨に対して上昇した。この日発表された雇用関連指標が堅調だったことで、米連邦準備理事会(FRB)の6月利上げ観測が強まった。

ドル/円<JPY=>は終盤、0.5%高の111.29円をつけた。

終盤のユーロ/ドル<EUR=>は0.2%安の1.1214ドル。

企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが1日発表した5月の全米雇用報告では、民間部門雇用者数の伸びが25万3000人となり市場予想の18万5000人を大きく上回った。

ドルはこの発表の前から主要通貨に対し上げていたが、発表後に一段高となった。

外国為替などを手掛けるXEのチーフ市場ストラテジスト、レノン・スウィーティング氏は「ドルには依然として大きな上昇余地がある」と指摘した。

ただ、アナリストの中には今回の全米雇用報告での雇用の伸びは大きすぎるとして「(数字は)大幅に割り引いて考えたほうがいい」と懐疑的な見方もある。

1日は米新規失業保険申請件数や建設支出なども発表されたが内容はまちまちだった。

こうした経済指標を受け、市場が織り込むFRBの6月追加利上げの確率は91%となった。

市場の注目は2日に発表される5月の雇用統計に集まっており、ロイターまとめによる市場予想は18万5000人増。

フォレックス・ドット・コムの調査責任者、ジェームズ・チェン氏は、雇用統計では力強い雇用の伸びが示され、FRBの6月利上げを後押しすることになる、と予想してみせた。

主要6通貨に対するドル指数は終盤、0.3%高の97.18となった。

ドル/円 NY終値 111.34/111.37

始値 111.09

高値 111.47

安値 111.11

ユーロ/ドル NY終値 1.1211/1.1215

始値 1.1226

高値 1.1234

安値 1.1203

(表はロイターデータに基づいています)