[サンフランシスコ 1日 ロイター] - 米カリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事は1日、ロイターの電話インタビューに応じ、アジアを今週訪問する際、温室効果ガス排出量取引の市場に関する連携を中国と協議する方針を明らかにした。気候変動問題に対する世界的政策に関与することに意欲を示した。

ブラウン氏は米国のパリ協定離脱に強く反対の立場で、トランプ米大統領が1日、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」から米国が離脱すると発表したことについて「正気ではない」と激しく非難した。

地球温暖化に対処する自主協定を締結するため、ブラウン氏は世界各地の自治体と作業を進めてきている。2日には中国へ向かい、気候変動に焦点を絞った会合に参加する。

カリフォルニア州の排出量取引市場は米国で最大規模。同州は頻繁に中国から当局者を招いてきた。一方、中国は7地域で排出量取引制度の試験運用を開始。今年中に全国規模の制度も開始する計画だ。

カリフォルニア州の排出量取引制度は「キャップ・アンド・トレード」と呼ばれる方式で、既にカナダのケベック州と連携している。

ブラウン氏は「中国の省を取り込むことは難しいと思うが、われわれはその可能性を重大に受け止めている」と述べ、排出量取引制度について「中国の高官と今週、話し合う」と語った。

1週間にわたる中国訪問で地域および国家の当局者と面談するほか、クリーンエネルギーに関するフォーラムを開催する。