14番目の直営ホールが
12月に完成予定

  同社ではまた、「セレモニー会員」という互助会システムを提供している。月掛けによる一定の契約金額を払っておくと、約款に記されている冠婚葬祭のサービス(ホール利用料が半額になるなど)を、家族誰もが会員料金で受けることができる制度である。

 セレモニーの互助会は、経済産業省の許認可事業で信頼の置ける会員システム。この互助会に加入すると自動的に「あっぷるくらぶ」のメンバーとなり、デパートやレジャー施設、宿泊施設などの利用に数々の特典が付くサービスを受けられる。

気品と高級感のあるエントランスホール。(写真は西川口ホール)

「意外と知られていないのが、公営斎場では、シーズンによって1週間、10日待ちとなるという現実。そんななか低価格だけをアピールし、式場はもとより霊安室すら持たない葬儀社がある昨今、まずはセレモニーホールに実際に足をお運びになり、”目に見える”施設や設備を実際に見学していただきたい。各直営ホールでは定期的に”葬祭フェア”を開いており、葬祭ディレクターが皆様の質問にお答えしています」(志賀社長)

 また同社では、“葬儀改革”として「寺院紹介システム」を実施。これは、いざ葬儀を行う段階になって「寺がなくてどうしよう」「お布施や戒名の費用はいくら必要になるのか」という不安を抱えている人が多いために考え出されたシステム。「私たちは、ネットワークを駆使し、首都圏の寺院の理解と協力を得て、寺院から葬儀社への紹介料などを排除して、費用の低額化を実現しています」と志賀社長。通夜と告別式の読経、火葬場炉前読、車代を含めた費用を8万9000円から設定している。“葬儀改革”第2弾として「プリザーブドフラワー祭壇」も業界初の導入をした。今年12月には狭山ヶ丘に14番目の直営ホールをオープン予定。セレモニーの葬祭式場には「葬儀に参列して、よいお葬式だったと感じてもらいたい」というな願いが具現化されている。

■葬儀マナーはこれを参考に 
~iPhone用アプリケーション「葬儀豆知識」をリリース

セレモニーではiPhone用の無料アプリケーション「葬儀豆知識」を提供している。葬儀を行うときの知識や弔問に必要なマナーなどを、マナー文化教育協会の監修の下、わかりやすく解説したもの。iPad、iPhone、Androidでダウンロードできる。葬儀に際して決めなくてはいけないこと、やっておくべきことのほか、葬儀の形式についてイラスト入りで紹介。ご挨拶文例、参列者側のマナーなど参考になるものが多い。


「週刊ダイヤモンド」臨時増刊2011/8/7号連動
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