[モスクワ 2日 ロイター] - ロシア政府は2日、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」を巡って、米国が脱退しても、ロシアは引き続き支持するとの見方を明らかにした。ただ、補佐官は米国の脱退により、パリ協定に大きな穴が開いたと表現した。

ドゥボルコビッチ副首相は2日、米国がパリ協定から脱退することを決めたことを受けて、ロシアが自身のスタンスを変更することはないと指摘。

ロシア通信(RIA)によれば、同副首相は「われわれは参加することを決めた。それを変えることはない」と語ったという。

また「パリ協定は要するに一つのテーマについて各国がまとまるという単純なメッセージだ。米国の国民が環境政策を作ることを疑う人はいない。ロシアもパリ協定への合意いかんにかかわらず、間違いなく環境政策を作る」と述べた。

一方、ロシアのベロウソフ大統領補佐官(経済担当)は記者団に対し、米国の脱退はパリ協定に大きな穴をあけるとし、実行不可能との見方を示した。

ベロウソフ氏は、ロシアは米国の動向を分析しているが、ロシア自身の計画は米国を含む他者の決定に左右されないと言及。米国の脱退について「誠に遺憾だ」と述べた。

また「米国は最大の削減国の一つ。そのため米国なしでは、パリ協定が実行不可能なことは明らか」との見解を示した。