[ニューヨーク 2日 ロイター] - ニューヨーク外為市場は、ドルがユーロやスイスフラン、主要通貨バスケットに対して一時7カ月ぶり安値、対円で2週間ぶりの安値をつけた。

5月の米雇用統計が軟調な内容となり、今年下期の利上げ見通しに影響が出る可能性もある。

終盤の取引で、主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.5%安の96.725。

ユーロは対ドル<EUR=>で一時、1.1282ドルの高値をつけたが、直近では0.6%高の1.1276ドル。

ドルは対円<JPY=>で0.8%安の110.44円。

ドルは対スイスフラン<CHF=>で0.9%安の0.9633フラン。

米雇用統計は非農業部門雇用者数が13万8000人増と、市場予想の18万5000人増を下回った。製造業、政府、小売りで雇用が減少した。

3、4月分の雇用者数は当初発表より6万6000人少なかった。5月雇用者数の伸びは、過去1年間の平均(月18万1000人)から急速に鈍化した。

ただ失業率は、16年ぶり低水準の4.3%に下がった。

雇用の伸びが予想を大きく下回ったものの、市場では月内の利上げを断念させるほどの内容でないとの声があがる。

FEXCOコーポレート・ペイメンツのディーリング部門責任者、デービッド・ラム氏は「6月利上げに向けた勢いや期待は十分強く、イエレン連邦準備理事会(FRB)議長は予想通り14日に引き金を引くだろう」と分析した。

CMEのフェドウォッチによると、金利先物市場が織り込む今月の米利上げ予想確率は終盤時点で96%となっている。

ただラム氏は、6月以降の追加利上げはかなり見通しにくくなったと指摘した。

CMEグループのシカゴ商品取引所で取引される、フェデラルファンド金利先物相場に基づくと、6月以降年内にもう1回利上げが行われる確率は、引き続き50%をやや下回った。

ドル/円 NY終値 110.40/110.43

始値 111.48

高値 111.54

安値 110.34

ユーロ/ドル NY終値 1.1280/1.1284

始値 1.1218

高値 1.1285

安値 1.1205