[ニューヨーク 2日 ロイター] - ハイテク株は年初から米株式市場をけん引しており、一段高も見込まれている。ただ、市場の時価総額が大手企業数社に集中するなか、投資家の中には新たな相場のけん引役を探す動きもみられる。

S&Pハイテク株指数<.SPLRCT>は、アップル<AAPL.O>、アルファベット<GOOGL.O>、フェイスブック<FB.O>、マイクロソフト<MSFT.O>が上げを主導し、年初から約20%上昇している。年初から同程度上昇しているのはアマゾン・ドット・コム<AMZN.O>のみ。アマゾンはハイテク企業ではないが、クラウドサービスやデータストーレージ関連事業にも参入している。

シノブス・トラスト・カンパニー(アトランタ)のシニア・ポートフォリオ・マネジャー、ダニエル・モーガン氏は、これらの企業は、クラウドや人工知能(AI)など特定分野で主要プレーヤーだと指摘。今後もこうした企業への資金フローが続くとの見方を示した。

ただ、S&P500種株価指数の年初からの上げの3分の1以上はこれら5社の上昇分で、相場の上げが一部に集中していることを懸念する声もある。

アライアンス・バーンスタインのジム・ティアニー氏は「年初から、大型株の主導がかなり大きかったことを踏まえると、今後、相場をけん引できる他のセクターを探す必要があるかもしれない」と説明した。

また、リッジワース・インベストメンツ(アトランタ)のアラン・ゲイル氏は、テクノロジーセクターを最もオーバーウエートにしているが、同セクターのエクスポージャーを減らし、景気循環株のエクスポージャー拡大機会を探っている、と明らかにした。